『BONES―骨は語る― Season2』第6話 スイートルームの女

 国賓たちが集うスイートルームで爆発が発生、4人が犠牲となり、更にシャンデリアの上に吹き飛ばされた屍体が発見される。吹き飛ばされた屍体は現場に不似合いな、貧しい境遇の女性であったため、テロに関与したことが疑われるが、ブレナン博士とブース捜査官は彼女が暴行を受けた挙句に殺害された可能性を察知する。しかし、一同の前には国務省と、外交官特権という厄介な壁が立ち塞がっていた……

 今回はちょっと風変わりな障害にブレナン博士たちが翻弄されてます。外交官特権以外にも、国務省の担当者が障害により低身長だったために、もろにブレナン博士の社交性のなさが繰り返し摩擦を起こす原因になっている……他の人なら抑えるようなことを言っちゃうもんな、この人。

 遺体を調べていくごとに判明する新事実によって幾度も状況が変わり、そこにこうした障害が絡んで難しい事態になっていく。今回、遺体の調査ではジェファソニアンの面々が相変わらずの活躍を見せますが、ブース捜査官の柔軟性と信念とが非常に克明に描かれている点にも注目です。クライマックスなんか、これまでの要素をうまく活用していて痛快でさえありました。

 他方で、今期の特徴である、レギュラーメンバーのあいだでの恋愛関係も、この話のいい味付けになってます。前回ラストで思わずやっちゃったブース捜査官とサローヤン所長、そしてしばらく前からひたすらいい雰囲気なホッジンスとアンジェラのやり取りが可笑しくて仕方ありません。そしてますます蚊帳の外に追い出されているザックが気の毒で気の毒で。唯一仕事に没頭してるのに、印象に残ってすらねーんだもんなあ……。

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