再び、さよならグラフィックボード、こんにちはグラフィックボード。

 先月12日、グラフィック・ボード死亡のため急遽差し換えた、という話をここに書きました。それからひと月半。

 また、差し換えました。

 グラフィック・ボードが死んだわけではないのですが、どういうわけか頻繁に画面がフリーズし、間もなく回復すると、“ディスプレイドライバnvlddmkmが応答を停止しましたが、正常に回復しました”、というダイアログがタスクトレイの上に表示される。ただ停止するだけならまあいいのですが、これが地デジやDVD、ブルーレイ鑑賞中にばかり発生する。この類のソフトウェアは暗号化の兼ね合いか、グラフィック関連のドライバに異常があると再生を停止したりフリーズから回復出来なくなってしまうので、年がら年中映像を眺めている私にはストレスが溜まるったらありませんでした。

 最近になってこの現象の頻度が増したため、ネットで検索をかけて拾った対処法をひととおり試してみたのですが、一切効果なし。ドライバをアップデートする際に古いドライバが残っている場合があるので、完全に削除してインストールし直しても効果なし、どころか余計に症状が悪くなる。DVD再生用のソフトウェアの画面にノイズが発生する割合も高まり、そうなると数分後には画面が消えて、ソフトウェアは強制終了されてしまう。

 この現象、実は数年前からnVidiaのグラフィック・チップを用いたボードで発生しつづけて、一部のユーザーを悩ませ続けている問題だったようです。まったく発生しないこともある――事実、私がこれまで使用していたボードはnVidiaのもう少し古いチップを使用していましたが、能力的にはともかく、ディスプレイ・ドライバの停止という現象は発生してませんでした――が、いちど発生すると、ユーザーの手で解消することは不可能に等しい。初期は熱暴走説が唱えられていましたが、結局のところ必ず解決する、という手段は存在しないようなのです。

 解決手段が明白でも手続が困難、というならまだしも、そもそもの原因自体が不明ではどーしようもない。生兵法を繰り返せば余計に傷を広げるだけになる。午前中、映像を眺めながら作業をしようとしたら数分単位でディスプレイ・ドライバの停止が起こり、もうこいつぁたまらん、ととうとう音を上げて――また差し換えることにしました。

 幸いに購入店の方が事情に理解を示してくださり、RADEONのチップを搭載した、ほぼ同スペック・同価格帯のものを見繕って交換していただけることになったので、午後にボードを引っこ抜いて保管してあった箱に入れ、急ぎ店に駆けつけて交換、すぐさま家に戻って、空いたスロットに挿しました。

 以後、現時点では前述のものも含め、一切のトラブルが発生してません。試しに午前中に鑑賞していたブルーレイ――ぶっちゃけ『ひだまりスケッチ×☆☆☆ Vol.1』ですが――をずっと回し続けてみましたが、1回も停止しませんでした。

 ……まあ、一方で別の、グラフィックとは異なるところでのトラブルが発生していたりしますが、こちらは我慢するポイントが限られているのでスルーできます。ああもう、今度こそ作業に集中するぞぉ!!

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