晴れているのも考えもの。

 今月も多忙でなかなか映画を観に行くきっかけは掴めそうにありません――が、その代わり、毎週のように観たい作品が公開されるので、もともと優先するつもりだった作品だけは公開日に拾っておきたい。そんなわけで、久々に2日連続で映画館へ。但し今度は西新井ではなく日比谷です。

 ちょっと前に出ていた週間予報では、金・土と雨模様になっていたので、こりゃ自転車では出かけられないなーしょうがないなー、と内心口許を緩めていたのですが、いざ金曜日になってみれば、昨日よりも雨の心配のなさそうな陽気。……昨日たっぷり走ったのだから、大人しく電車を利用して怠けてもよかったものを、またしても自転車で出かけてしまったのは、すっかり身体に馴染んでしまったせいかも知れません。

 先月頭の『マイ・ブラザー』以来となるTOHOシネマズみゆき座にて鑑賞したのは、エリック・ガルシア原作・脚本による近未来SFサスペンス、ローン滞納者の人工臓器を回収する仕事をに就いた男を描いたレポゼッション・メン』(東宝東和・配給)

 新潮文庫から刊行されている小説版をあらかじめ読んだうえでの鑑賞です。さすがに原作者手ずからの脚色なだけあって、圧縮や取捨選択が完璧でイメージに遜色なし。しかし、そういう感覚で鑑賞していたら、終盤で度胆を抜かれました。アイディアとしては決して新鮮ではないんですが、この使い方は見事。全篇を覆うダークでシニカルな雰囲気といい、味わいのあるSFサスペンスに仕上がってます。昨日の『ダブル・ミッション』とは意味合いの異なる、でも間違いなくいい仕事。

 鑑賞後は、三省堂にて軽く買い物をしたあと、秋葉原お茶の水の中間あたりにある二代目つじ田味噌の章という店に入って昼食。行列が出来る人気店ですが、お昼休みはやや過ぎていたのでスムーズに注文できました……が、いったい何があったのか、つけ麺を休止していて、普通の味噌ラーメンを食べることになったのはちょっと辛かった。いや美味しいですよ、美味しいですけど、そうでなくても炎天下、ずーっと自転車を漕いでいた者にとってみれば、熱いラーメンよりもつけ麺のほうがまだ有り難かったんですが……。復活を願います。

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