本当はホラーが良かったんだが。

 見出しまで一気に更新したあと、深夜イベントに参加するため、20時頃に自宅を出て新宿へ。このところ例のイベントには集合時間に間に合うように出かけ、その前に映画を観るのは控えてましたが、現在観たいものが溜まっているので、折角だからとスケジュールの合うものから1本拾ってくることに。どーせなら最近多いゾンビものやホラーが観たかったところですが、新宿でやってなかったり(本当に少なくなった)微妙に予定が合わず、選んだ結果辿り着いたのはシネマート新宿。同じビルに入っている角川シネマ新宿には旧名称“新宿ガーデンシネマ”だった頃にいちど来たことがありますが、シネマートのほうは初めて。普段ならちょっと観察してから座席に着くんですが、うっかり上映開始時刻を遅く見繕っていたせいで、到着したときにはもう少し本篇が始まっていたため、慌ただしく中へ。

 鑑賞したのは、スティーヴン・ソダーバーグ監督が現役ポルノ女優サーシャ・グレイを主演に招き、エスコート嬢の姿を描き出した作品ガールフレンド・エクスペリエンス』(東北新社・配給)

 噂に聞いていた通り、まるでデビュー作『セックスと嘘とビデオテープ』に回帰したかのようなタッチで、高級エスコート嬢の姿をスタイリッシュに、しかし多面的に描いてます。アウトラインのみを指示し、ほぼ俳優のアドリブで撮った、というスタイルのために台詞の結びつきが弱いのですが、説明を廃し観客に解釈させる作りがいつも以上に刺激的――如何せん、ちょっと遅い時間に観ると少し眠気を誘うのは否めませんでしたが、如何にもソダーバーグらしい味わいが堪能出来たので、個人的には満足。

 鑑賞後は近くのマクドナルドに陣取って感想書きをしたりしつつ、時間を潰す。――続きは8日付の記事にて。

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