1ヶ月フリーパス2日目、ハシゴ。

 きのう発行した1ヶ月フリーパスを用いて早速ハシゴです――しかし、実は2本目は有料だったりする。詳しくはあとで記すとして。

 昨日同様に自転車で向かったのは有楽町、訪れたのはTOHOシネマズ日劇。別々の小屋だった頃の名残で、未だに洋画をメインでかけているスクリーン3にて鑑賞したのは、ディズニーの名作『ファンタジア』のなかの1篇にインスピレーションを受け、現代のNYで繰り広げられる魔法使い同士の戦いを描いたファンタジー・アクション魔法使いの弟子』(WALT DISNEY STUDIOS MOTION PICTURES. JAPAN・配給)

 ……実はそんなには期待してなかったんですが、これが案外面白い。ストーリーもガジェットも定番通りではあるんですが、きちんと押さえるべきところは押さえているし、魔法に科学や現代的な意匠を組み合わせたアクション、スペクタクルのアイディアにけっこう頷かされます。俳優陣が全員巧いので、人物像にも説得力がある。突出した部分は多くありませんが、王道の娯楽映画として、劇場で観て損のない作品だと思います。深みや深甚な余韻は要らない、とことんスッキリしたいという方にお薦め。

 2本目は、そのお隣のTOHOシネマズ日劇、スクリーン2。ここも昔の面影を残して、邦画がかかることが多いところですが、本日は特別企画の上映です。1ヶ月フリーパスは、たとえばオールナイト3本立てとか『午前十時の映画祭』のような企画ものには適用されないため、こちらは有料。TOHOシネマズのサイトで確認すると、座席がやたら早く埋まっているようだったので、きのう来たときに購入してあったのですが、案の定というか、今日1階の受付に到着した時点で売り切れになってました。

 作品は、『係長青島俊作 THE MOBILE 事件は取調室で起きている!』(東宝・配給)。『踊る大捜査線 THE MOVIE 3』の公開に合わせて、ドコモ動画で配信されていた番外篇全12話を、一週間限定、この日劇とTOHOシネマズ梅田でだけ上映していたのです。

 出来のほうはというと――これ、もしかしたら、劇場版よりも満足する人が多いかも知れません。舞台がミニマムなので、オリジナルに近い味わいがあって、しかも事件捜査の面白みが感じられる。1話ずつちまちま鑑賞することを念頭にしているものをまとめて上映しているせいか、途中で中弛みしますが、それでもラストではちょっと関心もさせられる。なかなかの収穫でした――まあ、本当に取調室と刑事課の部屋ぐらいしか登場しないので、映画館で観る意味はありませんでしたけど。

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