レンタルDVD鑑賞日記その127。

 借りたのは先週金曜日、以降1日1本ずつぐらいのペースで観ていたのですが、絶不調で感想を書く気力がなかったため、本日まとめてアップいたします。

 キリヤとの哀しき決戦を描いた第21話、ほのかの飼い犬・忠太郎の冒険談の第22話、夏合宿とイルクーボとの最終決戦を描いた第23話&24話までを収録。

 最近のシリーズに馴染んだ目からすると衝撃的なくらいの急展開。キリヤって、今のシリーズでやるなら多分ギリギリまで粘りそうなキャラクターよね。それがこの段階で、ふたりの心に傷を残すように去っていく、というのが驚きです。そしてそのまま、中ボス格だったと思われるイルクーボまでこんな展開に。

 戦闘の描き方はだんだんシンプルになり、最近のシリーズの雰囲気に近づいているのですが、脇役の配し方や構成はいま観てもかなりユニーク。さて、このあとどう転がるやら。

 ……しかし、正直なところ忠太郎の冒険のエピソードはあんまり感心しませんでした。忠太郎と子犬の心の声を当てる演出が、どうもなぎさ&ほのかの行動とちぐはぐだったので……子犬となぎさがほぼ同じ行動をしているのは笑いましたが。

 ようやく借りてきました、今年復帰した北野誠氏が、各地の心霊スポットを探訪したドキュメンタリービデオ。北野氏による怪談と、心霊写真レポートも収録してます。

 正直なところ、心霊スポット探訪の様子は往年のバラエティ番組そのもので、格別な新味はないのですが、しかし変にギャーギャー騒ぎ立てるのではなく、参加者たちが感じた恐怖が伝わってくるような語り口が、こーいうのを観て育った私には非常に嬉しい。それこそ『トゥナイト2』のタッチをふたたび眺めているようです。過剰に失礼は働かないし、「来るべきではないな」と思ったら潔く退く、という姿勢も好感度が高い。

 この巻の見所はむしろ、怪談を語っている最中に収録された怪奇現象のレポートです。先日のイベントでも紹介していた映像なのですが、これはヘッドフォンを使って聴くと、本当に気味が悪い。カメラを回したまま行動しているので、異様さをきちんと検証できている点でも価値があります。このくだりのためだけにでも一見の価値あり、と言い切れるくらい。

 ちなみにこの映像版は2巻同時リリースで、もう1本『〜飛翔編〜』では、発売するまで誰も気づかなかった怪奇映像が収録されているとのこと。先日、とある番組のなかでお披露目してましたが、作中でスルーされている様を実物で確認したいので、こちらも近いうちに借りてきます。

  • 『マンハッタン無宿』(Universal Pictures Japan)

 クリント・イーストウッド主演作渉猟、早くも5本目。主演作としては初めての現代劇、マンハッタンを舞台にした刑事物です――が、わざと“カウボーイ都会へ行く”といった内容にしているのが色々と興味深い。決して名作ではないものの、印象的な作品でした。既に詳しい感想が書き上がってますが、DVD鑑賞日記の尺が長くなってしまったので、明日付けでアップいたします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました