レンタルDVD鑑賞日記その129。

 イルクーボを倒し、遂に光の園復活か、と思いきやドツクゾーンに連れ去られ最大の決戦に臨む第25&26話、いちど別れたはずのミップル&メップルにポルンまで加わっての再会、しかし直後に新たな敵が登場する第27話、夏休みにほのかの祖母の昔話とふたりの苦境がシンクロする第28話を収録。

 最初のシリーズなんですが、今の目から見てもいわゆるアクションものの常套を敢えて裏切る展開が続いてます。折り返し点で何らかの変化が起きるのはこのシリーズの定番になってますが、敵方がほぼ一掃されて面子が入れ替わる、というのには驚いた。さり気なく、光と闇が対となっていることにも触れていたり、新しい刺客がもともと人間の世界に紛れ込んでいたり、と色々な趣向を凝らしている。なんか感心することしきりです。

 しかし改めて、この第1シリーズの主役はなぎさなんだと痛感するのが第28話。大量のザケンナーを前にして口にする泣き言の茶目っ気――たぶん当人は本気なんでしょうけど――は独壇場と呼ぶに相応しい。ほのかも、次回予告とともになぎさのツッコミ役にまわってちゃんと存在感を発揮してますし、この辺りで完全に“ふたりでひとり”という関係性が確立されている。

 異様な敵の出現の仕方に、ほのかの祖母の謎、そしてポルンの不思議な力など、色々新たな鍵を鏤めつつお話は更に続く。

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