2011年初ハシゴは、フランス映画2本立て。

 昨年末にTOHOシネマズのフリーパスを発行したものの、年末年始も作業がなかなか進まず、加えて少し風邪気味にもなっていたこともあって、『最後の忠臣蔵』を観て以来いちども利用していませんでした――午前十時の映画祭はフリーパス適用外なのです。まあ、封切りだけすべて拾ってもそれなりに元は取れますが、折角だから心残りを少しでも潰しておきたいところなので、今日はちょっと無理をしてハシゴを敢行しました。

 訪れたのは日比谷のTOHOシネマズシャンテ。まずは鬼才ジャン=リュック・ゴダール監督の最新作、映像と音のパッチワークで観客を挑発するゴダール・ソシアリスム』(フランス映画社配給)を鑑賞。こちらはもう感想が仕上がっているので、詳しくはそちらをご参照ください――とりあえず、寝不足で観る作品ではなかった。

 いったん劇場を出て、近くのファストフードで昼食を摂ったあと、先ほどと同じTOHOシネマズシャンテへ。2本目は、全世界でベストセラーとなった小説を、作者であるエリック=エマニュエル・シュミット自らが監督して実写映画化した、死に貧する少年と口の悪い女性との交流を暖かな眼差しで描く100歳の少年と12通の手紙』(KLOCKWORX×ALBATROS FILM配給)。こちらは一転してとても平明なストーリー、それでいて、難病を扱った映画としては不思議なほど暗さがなく生命力の横溢する佳品。実のところ、これが今週いっぱいで上映終了、しかも12時25分からの回しかなかったために急遽2本立てにしたようなものだったのですが、無理した甲斐のあるいい映画でした。

 なお今週は明日・明後日と封切り鑑賞が続く予定。そして来週は試写会の予定が入っている――今日になってもうひとつ当たりましたが、初めてひとつの映画の試写会が2種類当たってしまう、という状況にちょっと動揺しております。ど、どないしよ。

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