もはや移動は半袖です。[午前十時の映画祭(38)]

 スケジュールの都合で、今週も2日連続の午前十時の映画祭詣でです。来週は早めに1本押さえておくべきか……。

 昨日までは用心のために上着を着ていましたが、もう鬱陶しいので持参もせずに半袖で自転車を漕いでました。まったく問題なし。むしろ快適。そしてどんどん移動速度が速まり、気づけば六本木までの所用時間があと少しで50分を切るところまで来ました! ……いや、よく考えたらもう切ってる。何故なら私は移動のデータを記録するためのアプリを、到着時点ではなく、駐輪場に自転車を駐めたあとで終了させているから。

 とまあ、そんなことはさておき、本日はTOHOシネマズ六本木ヒルズにて《青の50本》作品を鑑賞してきました。アガサ・クリスティの名作戯曲を、名匠ビリー・ワイルダー監督が映画化したミステリ映画の傑作『情婦』(日本ユナイテッド・アーティスツ×松竹配給)

 アガサ・クリスティ早川書房の文庫をコンプリートしているので当然持っているのですが、まだ読んでません。すっかりビリー・ワイルダー贔屓になったもので、どうせなら映画で初体験しようと読まないまま鑑賞……うわあなるほど傑作。相変わらず緻密に練られ、巧みな伏線と洒脱さに支えられた脚本が効いてます。何よりこの終盤の衝撃ときたら! 小泉喜美子がこの邦題に腹を立て、絶対にタイトルを変えられないような作品を書いてやる、と誓って完成させたのが傑作『弁護側の証人』である、というエピソードを介してしか知らなかったのですが、いま観てもまったく褪せていない傑作サスペンスでした。ああもうやっぱりビリー・ワイルダーいいなあ。

 鑑賞後はいつも通りうどん屋に立ち寄って昼食を摂り、帰宅。ちなみに明日も六本木に来ることになりました……他の劇場だと開始時間が遅くて、身動きがとりづらかったのです。

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