実は繋がっているのだ。[午前十時の映画祭(80)]

 本日は六本木へ、《青の50本》鑑賞に行って参りました。金曜日あたり、何かと一緒に鑑賞しようかと考えていたのですが、木曜日ぐらいから陽気が怪しげなので、行き帰りを自転車で済ませたい、という一心でお出かけ。電車で行くのにも抵抗はないんですが、週にいちどは自転車で六本木まで往復しないと、近ごろは気持ちが悪いのです。

 今週の作品は、ジョージ・ルーカス監督が『スター・ウォーズ』以前に撮った青春映画の傑作アメリカン・グラフィティ』(CIC配給)

 青春映画の原型、と呼ばれる作品ですが、確かにいわゆる青春映画に求められる要素がすべて詰まっている。全体を通した筋こそないものの、各人のドラマが緩やかに共鳴しあい醸しだす情感がいい。“俺たちの青春”だ、とまでは思わないし憧れもしませんが、人々の焦りや昂揚感、彼らが抱く憧れなどはとてもよく伝わってくる。私自身そうでしたが、ルーカスを『スター・ウォーズ』でしか知らない人はいちど観ておくといいかも。気に入るかどうかは解りませんが。

 ちなみにこの作品、中心となる登場人物のひとりをロン・ハワードが演じています。今でこそ監督および製作がメインですが、元々は俳優だったのです。そして、ちょっと重要な脇役を演じているのはハリソン・フォード――奇しくも、つい昨日鑑賞した『カウボーイ&エイリアン』の製作と助演俳優が、役者として共演している作品なのでした。狙ったわけではなかったんですが、妙におかしかった。当然ですが若いなハリソン・フォード

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