レンタルDVD鑑賞日記その238。

 クリント・イーストウッド関連作渉猟は続く。今回は1978年、『ダーティハリー3』のジェームズ・ファーゴ監督作です。腕っ節の強いトラック運転手ファイロ・ベドーが、惚れた女を追って旅に出る、という話。

 ……これって、イーストウッド版“寅さん”だよなあ。無論、設定も舞台の雰囲気も違うんですが、女を巡って右往左往し、そこかしこで繰り広げる悶着やその顛末の奇妙なセンチメンタリズムが、日本の人情ものに通じる、ような気がする。いちおう主人公を狙う悪漢も登場するんですが、みんな最初の勢いだけで基本的にヘタレ、むしろ随所でバカをやって笑いを誘っている。ラストの切ない味わいもなかなかで、傑作とは言えませんが愛すべき好篇、という気がしました。ちょっと『グラン・トリノ』に通じるものも感じる。

 次は久々に師匠ドン・シーゲル監督とのコラボレーション『アルカトラズからの脱出』です。

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