レンタルDVD鑑賞日記その258。

 今日は1日自宅での休養に充てる、と決めていたので、もう朝からだーらだらとDVD眺めるだけでした。

 あからさますぎる『ほん呪』フォロワー、今年最初の新作です。ナレーションが女性だ、ということ以外、演出も扱っている映像の方向性もまっっったく一緒。もしご本家と立て続けに鑑賞したら見分けがつかないんでないかい、というくらいに。相変わらず細かく文句はつけたいんですが、しかし余計なことはしていない、その一点で現段階では本家シリーズより普通に愉しみにしているかも知れない。

  • 『ほんとにあった!呪いのビデオ4』(BROADWAY[発売])

 ……で、何故か同じ日に、本家の同じ巻を再鑑賞。次の奴を借りるついでに古いものを、と思ったらたまたま月額レンタルで届いた前者と巻数が一致してしまっただけです。

 しかしこちらは4巻目にして、先駆者ゆえの試行錯誤に喘いでいる感じ。病院、というシチュエーションに統一して取材しているのですが、そのせいで息苦しい出来映えになってます。映像のなかには名作も多いのですが、体験談止まりのものがあったり、ちょっと無理矢理すぎるものもあったりと、全般に中途半端。中村監督のナレーションは早くも完成型に近づきつつありますが、1巻としての出来はいまいち。

 クリント・イーストウッド監督&主演による、人情風味のロード・ムービー。肺病を患いながら、最後の希望に賭ける中年のカントリー・シンガーと、彼に憧れる甥との旅を描く。

 ムードはあるんですが、周辺の描き込みが浅くてちょっと奥行きが足りない。あの結末で何を齎したいのか、という意志も見えてこないのでいまひとつ感動にも乏しいし。しかし、『ダーティファイター』や『ブロンコ・ビリー』とも違った滋味があって妙に胸に沁みますし、何よりイーストウッドの歌声があちこちで聴ける点が非常に貴重。彼に憧れる甥っ子を演じているのは実子カイル・イーストウッドで、この後彼は俳優の道へ――は進まず、何とベーシストとしてジャズの道に向かい、『グラン・トリノ』などで音楽担当としてクレジットされたり、父のスコアをアレンジしたりしてます。そういう彼の幼く、意外としっかり役者をしている姿が見られる、という意味でもファンにとってはけっこう見逃せない作品かも。

 次はイーストウッドが自らの看板シリーズで初めてメガフォンを取った『ダーティハリー4』です。だいぶ前に購入した奴をよーやく鑑賞出来るー。

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