どうにかこうにか安くしよう。

 先日も記した通り、年度が変わったことで、会員証の期限も切れました。たぶん、どれほど短く見つくろっても今週いっぱいは新しい会員証は届かないと思うので、色々工夫しないといけません。

 基本的には割引券やサービスデー、そしてTOHOシネマズの鑑賞ポイントを用いた無料鑑賞分で乗り切るつもりなのですが、これだけはどーしても、多少高くても先行で観ておきたいという作品がある。TOHOシネマズの鑑賞ポイントで観ようか、とも考えましたが、上映時間が3時間を超えるので、この尺だとシネマイレージに加算しておきたい――ポイント鑑賞だと加算対象外となるのです。題名を伏せていても何のことだか察しがついた方もあるでしょうが、でも伏せておく。本日はこの先行のチケットを押さえるためだけに、午前中、ちょこっとだけ出かけてきました。

 特殊な割引を使用せずに映画を安く観るためには、まずはサービスデーですが、初日や先行で観るならばやはり前売り券が有効です。が、しかし、最近はここにちょっとした罠がある。

 TOHOシネマズや109シネマズでは最近、“ムビチケ”と称するカード式の前売り券を大々的にプッシュしています。従来のような窓口での引換が必須、というものではなく、カード裏面のスクラッチを剥がすと確認出来る番号を用いて、インターネット経由で座席指定が出来る、というもの。従来の前売り券より100円割高ですが、当日並ぶ率が低くなるので*1便利、という触れ込みになっている。確かにその通りではあるんですが、実はこれ、ひとつ大きな問題が存在します。

 このムビチケ、公開日以前には座席指定が出来ません。日付が変わる午前0時まで、実質的に利用が出来ず、TOHOシネマズのように2日前からネット・窓口ともに先売りを始めているようなところなら、たとえば今週7日公開の作品を初日に観たいと思っても、本来購入出来る5日から6日にはまだ座席を押さえられないのです。だから、初日から映画館に馳せ参じるような映画好きにしてみれば、最大のメリットがさほど意味を持たなくなる。

 同じ理由で、今回私が観たがっている先行上映でも使用は出来ないわけです。この点、ムビチケの広告などではあまり触れておらず*2、私もつい先日まで知りませんでした。

 ちょっと話を伺ったところ、この問題点については劇場側も憂慮しているようで、公開日を金曜日にして週末に利用しやすくする、などの工夫を考えているそうですが、どちらにせよ今回、先行で使えないのは確か。ではどうするか、というと、紙の前売り券も一部では発行されているため、それを利用すればいいわけです。

 ……が、出かける前に確認したところ、困ったことに観に行くつもりだった劇場では紙の前売り券は扱っていないという。他の劇場で売っているものでも当然利用は出来ますが、そうなると移動距離が長くなってしまい、時間もお金も無駄が増えてしまう。さてどうしよう、と思案して、思い出したのは更に別のサービスでした。

 セブンイレブンでは、各店舗にだいたい置いてあるマルチコピー機を利用した前売り券を販売している。端末で欲しいチケットを指定すると、紙をプリントしてくれるので、それをレジに持って行って代金を支払えば、デザインこそ文字だけのシンプルなものですが、ちゃんと使用出来る前売り券が手に入るのです。基本的に特典はつきませんが、もともと特典目当てではないので、今回に関して言えば私には問題なし。

 というわけで、自宅付近のセブンイレブンにて前売り券を入手、えっちらおっちら劇場まで出かけていって、3D料金として300円余分に払って、無事に座席指定券を確保。某協会の会員証を用いた割引より300円嵩むことになりますが、それでも通常価格より500円は安いですし、色々と情報も得られたので満足。

 ……さて、あとは明日までに、今やっている作業を一段落させねば、だ。

*1:発券機の台数が来場者に対して少ないと却って混雑する、という欠点があります。

*2:窓口で購入する際には説明している、とのことです。

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