終わる前に観る。

 相変わらず多忙につき、宿題が溜まる一方です。しかし、だからと言って観ないままでいるとストレスが溜まる。映画館の上映スケジュールをチェックしてみたところ、劇場で観ておきたかった作品が今週いっぱいと判明、このあとの予定とも照らし合わせた結果、今日観に行くのが最善だった、というわけで本日も朝から映画館へ。

 劇場はTOHOシネマズシャンテ。今月頭ぐらいまでに全スクリーンのデジタル化を済ませてから初めての訪問です。前に『ヤング≒アダルト』を観に来たときまでは、マナームービーとしてシャンテシネ時代から用いていた独自の映像を流していたのですが、デジタル化を境に他のTOHOシネマズと同じ仕様にしてしまったらしい。上映作品のラインナップは以前と変わらず、基本は単館系をかける方針らしいのですが、ちょっと寂しい。映像はクリーンになりましたけど。

 ともあれ本日鑑賞したのは、公民権運動が盛んだったころ、未だ差別意識の根深いアメリカ南部を舞台に、黒人メイドたちが行ったささやかな叛乱を描いたヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』(Walt Disney Studios Japan配給)

 向こうでは口コミで評判の広まった作品だそうですが、なるほど観ていて非常に勇気づけられる作品。積極的に革命を起こす、というのではなく、慎重に新しい一歩に踏み出す、とでもいうような展開がリアルで好感が持てます。アカデミー賞助演女優賞に輝いたオクタヴィア・スペンサー演じるミニーの“復讐”が実に壮絶かつ痛快ですが、徹底した悪役に扮したブライス・ダラス・ハワードも注目すべきだと思う。何にせよ、題材自体は重いのに、それを感じさせない軽快さがあり、観終わってパワーを貰える好篇。やっぱり観ておいてよかった。

 鑑賞後は、帝国劇場地下の讃岐うどん店で昼食を摂ってから帰宅……当たり前ですが、平日の昼は、近くのビジネスマンで賑わっていて、若干居心地が悪かった。

コメント

タイトルとURLをコピーしました