土曜日の不足を補う。

 そろそろ映画分が足りなくなってきました。やっぱり、最悪でも週末の封切り鑑賞はなるべく欠かすべきではないようです……いったいどんな体質なんだ私は。

 当初は、行きつけの蕎麦屋についでに訪れる、という理由で西新井にて1本鑑賞するつもりでしたが、都合のいい作品が、どれもそんなに焦ってまで観たいとは思っていないもので、悩んだあげく、劇場を変えてでも、観たいものを優先することにしました。というわけで赴いたのは、日比谷にあるTOHOシネマズシャンテ。月曜なのですが、封切り直後だからか、窓口は意外と混雑している。私がふだん取る前方中央の座席は問題ありませんでしたが、後方はかなり埋まっている状況でした。

 鑑賞したのは、『息子の部屋』のナンニ・モレッティ監督作品、選ばれたばかりの新しいローマ法王が失踪してしまう、という前代未聞の騒動を、知的ながら温かい眼差しで描き出したローマ法王の休日』(GAGA配給)。詳しい感想は既に書き上げてあるのでそちらを参照していただきたいのですが……とにかく、観終わった直後はちょっとポカーンとしましたが、検証すると、いい映画だと実感します。こういうテイストは好き。

 雲行きが怪しいので早く帰ったほうがいいかも、と焦りつつ、しかし帰り道の途中にあるラーメン屋が、久々にするっと入れそうな状況だったため、思い切ってそこで昼食を摂ることに。普通盛りで注文し、何度も後ろを振り返って雨が降っていないのを確かめ、食べ終わると大急ぎで帰宅。……という具合に慌てたわりには、けっきょく降らずじまいでしたけど。

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