レンタルDVD鑑賞日記その306。

 7月リリースの第3巻。今巻も『ほん呪』出身の児玉和土が演出をしているのかどうか解りませんが、少なくとも安定感は変わらず。他の怪奇ドキュメンタリーより遥かに苛立ち少なく楽しめます。映像自体のインパクトもさることながら、怪談として成立する後日談があるのがいいのです。

 それにしても、この巻で扱われているプロの映像って、そもそもプロとしてまともにやっていけるのか、と思うくらいに作り方が雑なのに苦笑させられます。グラビア撮影では、いくらハウススタジオとは言い条、生活感の演出がまったく出来ていないので女の子の水着姿がそらぞらしくなってますし、怪奇スポット潜入のドキュメントでは、撮影を担当している人物がやたらペラペラ喋るので――あとで自分の声はなるべくカットするつもりだったにしても――配慮が足りない。オカルトとは別次元で色々まずいんではあるまいか。

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