4回目の大つけ麺博2012も、ついでに映画を観てくる。

 大つけ麺博2012も残すところあと1週間。最後となる第三陣に、いちばん愉しみにしていた店があるので、とりあえずそれだけでも押さえてこよう、と本日もまたそれを主目的にお出かけ。……出かける直前に腹具合が悪くなって、先に観るつもりだった映画に危うく遅れそうになって焦りましたが。

 主目的の前に立ち寄ったのは、シネマート六本木。最近、試写会などイベント上映で訪ねることが覆いのですが、今日は一般の上映作です。ケヴィン・スペイシーが実在した、欲望のためにのっぴきならない事態に陥ってしまったロビイストに扮したロビイストの陰謀』(Comstock Group×CHANCE iN配給)。存在は知っていたのですがなかなか公開されず、諦めかけていたときに突如小規模公開されたのを最近になって知り、今日は今日で観ておきたい封切り作品が存在したのですが、あえてこちらを優先……あとで大つけ麺博に立ち寄るのに、こっちのほうが好都合だった、というのが大きいのですが。

 が、正直に言えばいまいち。アメリカでは“第二のウォーターゲート事件”とまで呼ばれた大スキャンダルだったそうですが、私利私欲に振り回された人物、という程度の印象しか与えられていない。ケヴィン・スペイシーバリー・ペッパーという味のある俳優ふたりが並んだお陰で貫禄はついていますが、人物像としてもさほど魅力的とは言い難く、ケヴィン・スペイシーが本当にその力を発揮出来た箇所も僅かで、どうも物足りない印象でした。恐らく、アメリカの社会情勢やゴシップにもっと通じていると楽しめたのでは、と感じたのですが、だからこそいままで未公開だったんだろうな〜……これよりは『マージン・コール』のほうこそ劇場公開すべきだった気が。

五福星の桜エビの低温焙煎全粒粉つけ麺。 何はともあれ、本題である大つけ麺博2012へ。会期の終了が迫っているからか、平日とはいえ金曜日だからなのか、これまででいちばん人出が多いように感じる。しかし目当てであったお店は比較的列も控えめだったので、躊躇せずに並んできました。

 愉しみにしていた店とは、宮城から出店している五福星。昨年食べたここのつけ麺が個人的にはいちばんのヒットだったため、今年も出店する、と聞いてほんとーに首を長くして待ち焦がれていたのです。ワクワクしつつ箸を運ぶ。

 ……残念ながら、期待と違いました。

 美味しくない、とは言いませんが、どうもピンと来ない。添えられたピクルスもローストポークも、悪くないけどそこそこ、という印象で、正直めんとつゆの美味しさを邪魔している。昨年、私が喜んだここの旨さは、つゆにタバスコを入れたり、海苔をふんだんに載せたり、というあたりに起因していたようですが、それがぜんぶなくなってしまったわけで、そりゃあそちらを期待していれば物足りないのも当然かも。よほど納得のいかない味でなければ投票する、という姿勢で臨んでますし、自分の好みを考慮しなければ――というより、好みではないけど美味しいと認めるのにやぶさかではなかったことを考えればはっきりと美味しいのは確かなので、票は入れてきましたが、どうも満足出来なかったのでした。いつか宮城の本店を訪ねてみたいなー。

 ……といった具合に、映画もつけ麺も悪くないけどピンと来ない、という結果だったせいか、若干テンションが落ちていたりする。

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