第25回東京国際映画祭、開幕。

TOHOシネマズ六本木ヒルズ、エントランス前の看板。 まずは、昨日の出来事から。

 今年もこの時期がやって来ました。六本木を中心に開催される東京国際映画祭20日よりスタートです。最初は某所から譲っていただいた引換券で観られるものから選ぶ、という形で鑑賞してましたが、最近は気になるものは買っておく、という方向にシフト、今年は何だかんだで既に4作ぶん押さえてある。初日であるこの日にも1本予定があるので、深夜イベントで新宿に赴く前に六本木へ。

 他にちょこっとだけ用事があるから、と少し早めに到着するよう出はしましたが、しかし少々早すぎた。用事は半分空振り、ひとつはあっさりと片付いたので若干時間を持て余す。普段の上映なら、用意されている椅子に座って暇を潰すのですが、如何せん今日は映画祭、しかも直前までオープニング上映が実施されていたぐらいでやけに物々しい。そもそも待合席自体が一時的に撤去されていた模様なので、やむなくてきとーにぶらついてました。

 そして20時、ようやく目当ての作品が開場。今年、東京国際映画祭では初めて、チケットボードというプレイガイドのサービスを採用し、入場には二次元バーコードの認証を用いています。何せ初めてのことなので、私はそうとうにまごつくことを危惧していたのですが、意外とスムーズでした。ただ、チケットボードは本来、おサイフケータイのシステムを導入していて、映画祭でも最初はそちらを利用する、という話でしたからちと拍子抜けしましたけど。二次元バーコードに限定するなら、そもそも携帯電話に表示させるより印刷したほうが早いのよね。再入場する際には、入場時に発行されたレシートを提示するようになっているのですが、これだと何のためのチケットレスか解んないし。まあ、全体としてはあまりストレスが発生しない工夫がされていたので、いいか。

 毎度ながら前置きが長引きました。本題である、私にとっての映画祭オープニング作品は、ハリー・ポッター役で浸透した若きスター、ダニエル・ラドクリフの最新作、スーザン・ヒルの『黒衣の女 ある亡霊の物語』を映画化したゴシック・ホラーウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』(Broadmedia Studios配給)

 これは大変にオーソドックスな英国怪談。怪異の訪れやモチーフの王道ぶり、虚仮威しも使いますが全般に日本産ホラーにも通じる空気の醸成が渋めながらも好感が持てます。あんまり渋いので、果たしてこれが普通の観客に通じるのか――物足りないとか、オチが呆気ない、とか言われそうなのが気になりますが、私はけっこう評価してます。劇場公開は12月1日から。

 鑑賞後、スクリーンの外で黒い服のおねーちゃんに缶バッヂを手渡されてちょっと吃驚しつつ、新宿に向かうために駅へ急ぐ。このあとは別項に切り分けます。

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