日比谷のはずが、何故か渋谷。

 今日は色々と考えた結果、日比谷の某館にて本日封切りのアレを鑑賞しよう、と朝から意気込んで出かけた――のですが、劇場の客あしらいの手際があまりに悪く、抗議しているうちに上映時間に入ってしまった。いやそれ以前に、屋根も風除けもある場所があるのに客をこの寒空の下に並べ、そのせいで窓口に寄らず階下に向かう客を遮る、という無茶苦茶な動線を形成して、しかも上映開始数分前の時点で行列が続いているのに「まだ席は充分にあります」と暢気にのたまうスタッフに呆れて、もーここで観る気はなくなってしまっていたのですけれど。前々から思っているのですが、全国ロードショー作品のメイン館として名前が挙がるような小屋なのに、客に対する配慮がなさすぎますここ。

 代案もなかったのでいったん家に帰ったのですが、どーしても収まりがつかず、昼食を摂り、仮眠を取ったあとで、ふたたび外出。今度は渋谷です――午前中のお出かけで、今日の寒さは痛感したので、すこーしだけ装備を厳重にして。

 仕切り直しに赴いたのは、ヒューマントラストシネマ渋谷です。お目当ては、昨年開催されて好評だった、諸事情により劇場公開が危ぶまれた作品を順繰りに上映していくシリーズ企画の第2弾『未体験ゾーンの映画たち2013』の1本として選ばれた、あの『チョコレート・ファイター』のジージャー・ヤーニン主演作チョコレート・ガール バッド・アス!!』(FINE FILMS配給)。あの話題作以降も数本に出演しながら、いずれも映像ソフトに直行していたため、期間限定の企画ものとはいえ久々の劇場公開です。個人的に期待していたアクション俳優なので、応援の気持ちも籠めて、なるべく早い時期に鑑賞するつもりではいました。

 ……しかしまあ、劇場公開が見送られかかったのも納得はいきます。良くも悪くも往年の香港映画のようで、話の構成が非常にいい加減。コメディ要素はあちこち採り入れてますが、その場の勢いまかせなので全般に効果を上げていないものが多く、本国のひとにとってはお馴染みのネタもふんだんにあるようなので、どうもしっくり来ない。パンナー・リットグライが監修したというアクションはさすがに見事なんですが、でもトニー・ジャーの諸作や『チョコレート・ファイター』ほどのインパクトはないので……うーん、というところ。いや、そういう緩さやどぎつさも楽しいのは確かなんですが、出来がいい、とは言い難いです。

 ちなみに今年の『未体験ゾーンの映画たち2013』には、『スパイダー』でモーガン・フリーマンが演じたアレックス・クロスをタイラー・ペリーが演じた『バーニング・クロス』、昨年は予告篇が話題となった“ファインディング・フッテージ”ものホラーの続篇『グレイヴ・エンカウンターズ2』など、他にも気になる作品があるうえ、鑑賞本数によってプレゼントが貰える企画もあるので、可能なら多めに拾いたいところです……可能なら、ね。

 出来映えとしては若干アレでしたが、それでも私は楽しかったので、満足して帰宅。冷え込むなか、1日で実に40km以上うろつきましたが、まあいい運動になった、と思うことにしよう。

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