超ひだまつりin日本武道館

武道館に横断幕。

 本日は桃の節句、つまりひな祭りですが、私が参加したのは超ひだまつり。『ひだまりスケッチ』シリーズのイベントなわけですが、今回は会場が日本武道館。第4期ブルーレイの第1巻に、購入者限定のチケット販売の案内があり、試しに申し込んでみたら無事に確保出来てしまいました。

 開演自体は18時ですが、物販は10時からスタートする由。現在非常に手持ちが乏しいので、そんなにあれこれは買えませんが、でもせっかくなので何かしら押さえておきたいですから、あえて朝にいちど出かけることに。武道館のあるあたりまでなら、もはや自転車で訪れることに何の抵抗も感じません。

 ……物販だけで2時間近く費やしました。

 もともと物販はチケットを持っていないひとでも参加可能、そういうなかで到着したのが10時半ぐらいですから、条件は悪かったのですが、まさかこれほどまでとは。昼までにはいちど家に帰る、と言ってあったのに、帰宅したのは13時半を過ぎていた。仮眠を取らないと夕方以降の集中力が著しく落ちる体質なので、急いで昼食を摂って休憩。当初は開場の17時には間に合うように出るつもりでしたが、開演に間に合えば会場入りはギリギリでいいや、という感覚で再度出発。

 開演が30分以上遅れました。

 その理由は、まあイベントが冒頭の茶番を超えたあたりでよく解りました。何せ、ステージ上にひだまり荘の外観が再現されていたのですから。実は武道館のあちこちの掲示板に、普通の告知に混じってうめ先生の手配書とか、オリンピック招致のポスターにひだまりの面々が載っていたりとか、細かな遊びが仕込まれていましたし、イベントの中でもやたらとパロディの類がふんだんに盛り込まれていたり、とスタッフの入れ込みようが解る内容になっていました。こんな凝りすぎるから、プロデューサーの挨拶が“前回に続いて”開演が遅れたことのお詫びになるわけで。

 イベント序盤は全般にバラエティ番組のノリで、ゲーム中心の進行。寝坊しているゆのを叩き起こすために歌のコーナーがあったり、熱海からはるばるやって来たものの、武道館手前でへばっているうめ先生に気合を入れるためにと称して難しい(?)ゲームに挑戦したり。個人的には内心「武道館でなにやってんだ」と思ってましたが、しかしこーいう緩さは嫌いではないし、和気藹々っぷりが『ひだまりスケッチ』らしい。marbleの菊池達也氏がけっこーいい味を出しておりました。

 しかし、このバラエティ部分だけで壮絶に時間は押せ押せになり、司会のニッポン放送吉田尚記アナが「1時間押しております」と告げる事態に。しかし、遅くなるからと退席する観客の姿もあまりないままに、終盤のライヴまでずーっとハイテンションを意地。ここでも菊池達也氏が、以前に発表した、吉野屋先生に捧げた歌を熱唱したあと、大観衆の面前でふられる、という場面を披露してました。冷静に考えると面白いなこのひと。

 お約束のアンコールでは、校長先生役のチョー氏が絶妙な盛り上げ方をしたあとで、出演者が全員ふたたび登壇。ここで吉田アナが、イベントの途中で披露したCMにもうひとつ残っているものがあった、として紹介したのが、『ひだまりスケッチ 沙英・ヒロ卒業編』製作告知映像。

 場内から歓声が上がりましたが、しかしメインキャストたちはもう、映像が流れていた段階でほぼ全員涙ぐんでしまっている。まあそれは当然でしょう。7年を経過して、少しずつ重ねてきた時間がとうとうここに辿り着いてしまったわけですから。そして最後にもうひとつのサプライズとして紹介されたのが、未だ病気が全快していないため、今回のイベントには参加できなかった後藤邑子嬢からの手紙。卒業編に寄せる想いなどを綴ったあと、「もういちどひだまつりに参加したいなー」という文面に、もういちど場内が沸きました。

 最後に全出演者で『ひだまりランド・ゴーランド』を歌い、そして締め括りはシリーズ1作目のテーマ『スケッチスイッチ』を会場含め大合唱。アンコールでちょっと湿っぽくなりましたが、最後は爽快に幕となりました。

「無茶苦茶押しておりますので、速やかな退出にご協力ください」という吉田アナからの最後のお願いを背にようやく会場を出たのは、22時50分頃。チケットの券面に記されていた終演時間は21時ですから、実に2時間近く押した格好です。観ているほうも疲れましたが、でも楽しかった。

 しかし、あまりに帰宅が遅くなったため、食事や入浴も遅くなり、8割方仕上げてあった映画感想も、仕上げる余裕もなく0時を回ってしまったので、明日廻しにします。どーにかこのレポートだけ書き上げましたが、もはや作業に手をつける気力も残っておりません……。

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