レンタルDVD鑑賞日記その359。

 本日、というか正確には昨晩鑑賞したこのふたつ、実はDVDで借りたのではなく、auのビデオパスにて、配布されているチケットを利用して借りたものです。楽なんですが、画質はいまひとつ。まあそれでも、チケットは毎月配布されているのに、ふだんはその画質が理由で利用していないので、怪奇映像ものにはちょうどいいかなー、と。

 こないだうっかり飛ばしてしまった巻がちょうど最近配信されたばかりだったので、まず借りてみました。6巻の駄目さ加減に、こんなんだったかしら、とヒヤヒヤしつつ鑑賞。

 ……悪くないぞ?

 映像自体、極端ながら異様さがありますし、それを取材で補い、怪奇ドキュメンタリーとしてちゃんと深みを加えている。展開が意表をついている『イタズラ電話』、じわじわと上り詰めていくかのような恐怖が沁みる『奇妙なキャンプ場』がかなりのインパクト。さすが、『ほん呪』のスタイルを完成させた児玉和土監修だけのことはある――と、この巻については思えます。もしかして、この巻で離れたんじゃないだろうか児玉氏、と勘繰りたくなるくらい出来映えが違う。

 いちおう7巻も借りてみるつもりですが、児玉氏が離れた途端にあれなら、今後は期待薄かも……。

 こちらはあからさまな『ほん呪』フォロワーであるシリーズの第6弾。ますますスタイルが似通ってきてますが、しかしレベルもかなり高いので、観ていて安心感はあります。短めのものにはちょっと不自然さも感じますが、怪奇ドキュメンタリーらしい展開を見せる前後篇のネタはなかなかの圧力。現場検証や、観た人に災いが降りかかったと思しい映像を観るときにジャンケンで犠牲者を決めるスタッフのヘタレっぷりでちょっと笑いを誘うのも悪くない。

 ちなみにこのシリーズ、調べてみると7巻から構成・演出が替わっている。新たな構成担当は、菊池宣秀氏――よもやまさかの、元『ほん呪』演出補です。岩澤くんが演出に就任した本家から修行のために離れた、という彼が修行の場に選んだのがこっち、ということなのか。そこまでやったらますます本家と一緒にならないか? ていうかこのままだと怪奇ドキュメンタリーの世界は『ほん呪』ファミリーばっかりにならないか?!

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