レンタルDVD鑑賞日記その362。

  • 『実録!!ほんとにあった恐怖の投稿映像6』(グラッソ)

 ビデオパスのレンタルチケットがまだ1枚余っていたので借りてみました。借りてから、だいぶ前に2巻だけ鑑賞し、出来の酷さにチェックをやめていたシリーズだと気づいた。まあ、あれからだいぶ経っているし、これだけ続いているのなら多少はましになっているんでしょう! と期待を寄せて鑑賞。

 駄目なものは駄目なままであった。

 映像のチョイスがひどく偏っている、という点もさりながら、問題はドキュメンタリー部分の底の浅さです。映像自体は色々と疑いをかけられるものであっても、インタビューや撮影現場の取材でだいぶ掘り下げ、怖さを演出することも出来るのに、投稿者の話をだらだらと流したり、映像そのものとは繋がらない霊能者の蘊蓄を無批判に採り上げたり、とひどくいい加減。映像の背景や、収録された音声と比較すると違和感のある投稿者の発言をまるっとスルーしていたり、ちょっと取材すれば検証が出来そうな事実でさえもほったらかし。映像の真偽とか実態とかを疑う以前に、そういう扱い方自体が引っかかってしまって、最後まで乗れませんでした。

 面白い、ちゃんと怖い、と仰言る方もいるかも知れませんが、私はまったく評価できない。観たことを忘れるまでたぶん金輪際手をつけません、私は。

コメント

タイトルとURLをコピーしました