どうしてATMOSじゃないんだろう。

 きのうに続いて映画鑑賞です。今回は、封切り初日の作品。これはどーしても初日に観ておきたかった。

アメリカン・ハッスル』で訪れて以来2ヶ月ぶりとなるTOHOシネマズスカラ座・みゆき座のスカラ座スクリーンにて鑑賞した今日の作品は、自然ドキュメンタリーの先駆者BBCアース最新作、世界各地に最先端の3D撮影システムを持ち込み、動物や植物、自然の姿を3Dで捉えたネイチャー(3D・日本語ナレーション)』(東宝東和配給)

 当初この作品もTOHOシネマズ日本橋で観るつもりでいました。何故かというと、内容的にTCXの大スクリーン、そしてDOLBY ATMOSの優れた再現力があればより愉しめる、と思っていましたし、映画会社のほうもそれを望んでいる、と考えて期待してたんですが、いざ公開が近づいてスケジュールが発表されてみたら、日本橋ではATMOSどころか3Dでの上映もない。不思議に思い確認してみたところ、『アナと雪の女王』が好評のためそちらを優先しているのと、ここでは3Dに対応したスクリーンが3つしかなく、動員数を考慮すると3Dでなくても他の人気作品をかけざるを得ない、という事情があるらしい。調べてみると西新井でも1日1回しか3D上映がなかったりと、シネコンではどこも兼ね合いに苦慮しているようです。それ故に、確実に3Dで上映しているスカラ座で観た次第。

 この選択は正解でした……っていうか、この作品を2Dで観る意味が解らない。なにせ、題材自体はこれまでに幾度も採り上げられたものばかりで、2Dで観るとあまり新味が感じられない絵なのです。しかし、3Dであれば、今までにない臨場感が味わえる。小動物たちを同じ大きさで長め、人間ではとうてい迫れないアングル、距離で大自然の驚異を目の当たりにする。フラミンゴの大群や象の一団、滝を覗きこむくだりなど、3Dで観ておく価値のある映像が目白押しです。だから、如何に人気作品が多いとは言い条、これを3Dでかけない意味が解らない。エンドロールを眺めていたら、ちゃんとDOLBY ATMOSのロゴがあって、最適化された素材も存在しているはずなのに、それを無駄にしているなんて勿体なさすぎます。スカラ座の劇場サイズも好きですが、これは高品質の環境を備えた劇場で、少し融通をつけてでもかけて欲しい。

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