大つけ麺博 ご当地つけ麺GP2回目、のついでに映画を1本。

 先週から始まった大つけ麺博、いまいち盛り上がりが解りにくい。個人的に好きなイベントなので、行ける限り足を運ぼう、と思い、まだ余裕のある今のうちに、と出かけて参りました。前回は時間帯の都合もあって電車で向かいましたが、本日は自転車です……久々の新宿ルートでしたが、途中のアップダウンの多さがなかなか堪えました……。

 食事の前に、せっかく新宿まで来たのなら、ここでないと観る機会のない映画を観ることに。予め2本調べてあったうち、封切りからだいぶ時間が経ち、もう1日1回しか上映されなくなっているけど、非常に気になっていたほうをチョイス。

 劇場は新宿バルト9、鑑賞したのは『ツーリスト』の原型となった作品を撮ったことでも知られるジェローム・サル監督作品、南アフリカで発生した残虐な事件と対峙する刑事達の姿を緊張感漲らせてに描いたクライム・サスペンスケープタウン』(KLOCKWORX配給)。配給会社のツイッター公式アカウントが頻繁に感想をリツイートしていて、褒めているものを選んでいるにしてもその評価の仕方がけっこう気になったもので、もともとチェックはしてあったんですが、もう近隣ではここでしかかかっていないのを何とか押さえてきた次第。

 なるほどこれはなかなか。ミステリとしては、重要なモチーフがいささかご都合主義的、かつ背景がわりと有り体なのでそんなに笑撃はないんですが、その事件に対峙する刑事達の立場と、南アフリカが過去から引きずる現実とが巧みに混ざり合って生み出される物語のインパクトが凄まじい。中盤の悲劇はわりと予想の範疇内でも、クライマックスの重量は恐らく他の国を舞台にしては表現出来なかったはず。物語の焦点はフォレスト・ウィテカーに当たっていますが、汚れ役で存在感を発揮したオーランド・ブルームも新境地を示している。確かに、注目に値する1本でした。観ておいて良かった。

くり山 つけめん、味玉トッピング。 映画鑑賞のあと、大つけ麺博 ご当地つけ麺GPへ。第一陣は今日をもって営業終了なんですが……やっぱりもうひとつ盛況とは言いがたい感じ。それなりに人は集まってますが、ちょうどお昼時なんですから、もうちょっと列が出来ていないと他人事ながら不安になります。折角ファストチケットで来てるのに、この人出じゃあんまり意味ないし!

 ……まあそれはともかく、本日食したのは、横浜に拠点を構えるくり山のつけめん。まんまなメニュー名ですが、大勝軒山岸一雄氏から受け継いだ製麺機を用いた麺を使用しているくらいで、内容的には本当にそうとしか呼べないくらい正統派。つけ麺ならではの濃いスープに、なるとにメンマ、チャーシューに海苔、と王道の具材を加えたもので、確かにこれはつけめんとしか良いようがない。私は注文時に味玉を追加してもらいました。

 ですから味はもう間違いないんですが、惜しむらくは、食べている途中でちょっと飽きる。スープの濃さがそのままガツンと来るので、そーいうのが好きならともかく、もう少し変化を加えられるようにして欲しかった。私は折角追加した味玉を早いうちに食べてしまいましたが、それを途中でスープに加える、とかした方が最後まで美味しくいただけるかも。つまり、最初から加えていてくれたほうがありがたかった気が……とあれこれ言いつつも、スープ割りで調整して、最後まで美味しくいただいたんですが。

 食事のあと、本屋に立ち寄ってちょこっとだけ買い物をして帰宅……久々、というのもありますが、よく考えると、いまの自転車にしてから初めての新宿訪問なのです。立ち漕ぎがしづらい作りですから、まだ坂道でのギア調整に馴染んでいない現段階では、アップダウンの多い道のりは負担が大きいのも道理なのかも知れず。大つけ麺博開催中は、なるべく自転車で来るようにして、少し鍛えるとしましょうか。

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