爆笑問題withタイタンシネマライブ#31、のついでに日比谷でもう1本。

やっぱり色が違うだけかな。 本日は、2ヶ月にいちどのお楽しみ、タイタンシネマライブです。開始はいつも19時半、このスケジュールでこの1本しか観ないのは勿体ないので、今日もついでに1本消化してきました。

 六本木入りの前に立ち寄ったのは日比谷のTOHOシネマズシャンテ、鑑賞したのはガス・ヴァン・サント監督×マット・デイモン脚本&主演の『グッド・ウィル・ハンティング』のコンビがふたたび結集、天然ガス資源開発のために土地買収に奔走する男を中心に描いたドラマプロミスト・ランド』(kino films配給)

『グッド・ウィル・ハンティング』のように解り易く感動が響いてくるような内容ではないのですが、しかしさすがに頭のいいコンビが手掛けただけあって、環境問題を単純に善悪で天秤にかけるような真似はしていない。企業側の交渉人として駆け回る主人公の説得にも一定の真実があり、物語が終わってもなお考えさせる深みがある。思いがけない逆転のあとで主人公はある決断に至り、恐らくそのことに彼自身は後悔はないだろう、と感じさせつつも、しかし観る側が決して共鳴するとは限らない。その辺、このコンビの名作がもたらした感動をふたたび、というひとにはすっきりしないでしょうが、フェアな筆致の果てにここに辿り着いたのは充分に意味がある。広告では感動作、と謳ってますが、それだけでは済まない良品。

 鑑賞後、本番である六本木へ。途中、夕食を摂ろうかと思いましたが、移動時間や待ち時間を考慮すると、迂闊なところで入ると大騒ぎになりかねないので断念、帰ってから食うことにしました。でもそれだとお腹が空いてたまらなくなりそうなので、劇場にていつも買っているドリンクをポップコーン付きに変更。

 本日のシネマライブ、全般にいつもと違うネタの仕掛け方をしている芸人が多かったのが印象的でした。ゲストのインスタントジョンソンは突然メタフィクショナルなネタを仕掛けてきて意外なほどハマっていた一方で、パックンマックンは珍しく大きく空振りをして、最後の舞台挨拶で「このネタ封印しようかと……」と苦笑いするような状況に。大トリの爆笑問題でさえ、基本はいつもの時事ネタで進んだんですが、最後は笑いを取ったけど方向性がいつもと違っていてちょっとビックリ。

 しかしやっぱりここでも注目を集めたのは、目下ブレイク中の日本エレキテル連合でした。前々からこのライブにはしばしば顔を見せていて、常に違うキャラと凝ったネタを仕掛けてきていたので、彼女たちが上手いのはよく解ってましたが……まさかネタの真ん中にああもヌケヌケと宣伝を仕込むとは思わなかった。それで何となくネタとして成立してしまっているのが、うまさもさりながら2人がノっている証左でしょう。出演後に近場で行われている別イベントに参加し、最後の舞台挨拶に他の演者よりも少し遅れて、おなじみの細貝さん&朱美ちゃんの扮装で登壇する、という展開も然り。最後の挨拶でも新たにリリースされたプライズの宣伝を行い、「年内に捌きたいんです」と言い放ったり、色んな意味で場内を沸かせてくれました。

 タイタンシネマライブも、年内は残すところあと1回です。ここに来て、色々と余裕が出てきたので、たぶん次回も間違いなく参加します。もう続く限り、こっちの境遇に大変化が生じない限りは参加する。

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