最後? の暴走。

 今朝はやっと少し落ち着いた――というより、これ以上まごまごしていると、どんどん観たい映画が終っていってしまう、と思い、まだちょっとクラッとしてるかな、と思いながらも強行発進してしまいました。結果として何も問題はなかったんですけど、ほんとーはあんまりやっていいことじゃない。

 赴いたのは今年3度目のTOHOシネマズ日本橋。鑑賞したのは、アカデミー俳優のリーアム・ニーソンがそれまであまりアピールしていなかったアクション俳優としてのポテンシャルを示し、活躍の場を広げるきっかけとなったアクション・シリーズ第3作にして完結篇96時間 レクイエム(TCX)』(20世紀フォックス配給)

 アクション映画としては充分なクオリティなんですが、このシリーズならではの魅力、という部分があちこち減退してしまっているのが残念。従来の“追う”立場ではなく“追われる”立場になってしまったこと、序盤で家族を失う、という悲劇に見舞われてしまい、“守る”という部分のモチベーションがやや削られてしまったことなどが原因でしょう。それ自体、決して悪くはないんですが、そうした設定故に、旧作ほど特殊工作のプロフェッショナルという主人公の特徴があまり活かし切れなかったのも一因かも。警察の視点を採り入れたことで謎解きめいた興趣も強まっていたり、オリヴィエ・メガトン監督らしいアクもあったりで、見所も色々とあるんですが。

 いちおう“完結篇”と謳っていますが、続篇に繋がる要素は随所に見いだせる(特にラストのあれ)。もし完結宣言をチャラにするなら、もうちょっとだけシリーズの原点に帰った内容にして欲しいところ。

 鑑賞後は、わざわざ帝国劇場のほうまで赴いて、地下の丸亀製麺で昼食……このあいだから食べたかったのです。そののち、秋葉原でちょこっと買い物をしてから帰宅。出かけるときは不安だった体調ですが、とりあえず1日大きな問題はなかったので一安心。

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