今年初の西新井、のついでに確定申告。

 最近、携帯電話キャリアシネコンが提携して割引サーヴィスを行ってます。TOHOシネマズでは毎週月曜日をauマンデイと称して、一般1100円と私が利用している団体割引と同レベルの値下げを行ってるんですが、それでも足りない、という判断でもあったのか、本日は特別に900円、しかもポップコーンとドリンクをSサイズで提供する、という特典つきで鑑賞できるクーポンが発行されたのです。さすがにこれだけ盛り沢山なら観に行かねば、と思い、近いうちに観るつもりだった作品のチケットをネット経由で、今年何だかんだで足を運ぶ機会がなかったTOHOシネマズ西新井にて確保しました――確保してから、そういや月曜日は確定申告に行くつもりだったんだ、と思い出して若干後悔しましたが。超遠まわりになっちゃったよ。

 まあ、買っちゃったものは仕方ない。いつもより早めの上映時間なので、朝ドラが終わるなり素早く支度をして出発。あまり信号に捕まらなかったのも幸いして、余裕で現地入り出来ました。

 鑑賞したのは、ももいろクローバーZ出演、本広克行監督による青春ドラマ、なんとなく入った演劇部で部長を任され、少しずつ自分なりの道を見つけていく様を描いた幕が上がる』(ティ・ジョイ配給)

 そんなにももクロファンというわけでもないのにこれを鑑賞する気になったのは、伊集院光氏がラジオで本篇を映画『櫻の園』と並べて評価していて、『櫻の園』は未見なれど青春映画の傑作の誉れが高いのは知ってましたから、俄然興味が湧いて鑑賞候補に加えていたのです。観て納得、確かにこれは優秀な青春映画でした。大袈裟な事件を起こすことなく、演劇部の部活動に対する臨み方を正しく押さえ、そこから少女たちのドラマを印象的に紡いでいる。ももクロ主演だからと5人に均等に役割を振るのではなく、百田夏菜子を視点人物に据えることで逆にその人物像や存在感を際立たせているのも巧い。何より、ももクロが作中劇でもその外側でも誠実に演技に向き合っているのが大変に快い。本篇は題名通り、最後の舞台の幕が上がるところで終幕となりますが、あのシーンの昂揚感こそが本篇の質を証明してます。ももクロファンであるか否かに拘わらずお薦めです。

 基本的に、西新井で映画を観たときは、行きつけの蕎麦屋で食事を摂るのですが、今日はこのあと遠まわりせねばならず、実は西新井からもそこそこ遠い蕎麦屋まで余分に遠まわりすると途中でへばりかねない。映画館が入っているアリオ西新井のフードコートで食事して、それから税務署へ。

 申告自体は、書類がきちんと揃っていたのであっさり終了したんですが、そのあとで更に買い物に向かってしまったのは失敗でした。もうひとつ余分な遠まわりでしたし、買い物自体が空振りだったために徒労感が半端じゃない……帰宅後、仮眠のつもりで横になったら、都合3時間ぐらい潰れておりました……。

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