レンタルDVD鑑賞日記その437。

 午前中は落ち着かないままでしたし、夕方に診察を受けてからは、散瞳の目薬を点されていてものが非常に見づらく、とうてい作業できる状態ではなかったので、きのう届いたレンタルのブルーレイディスクを鑑賞して時間を潰してました。作品は、早逝したカンフー映画のカリスマ、ブルース・リーが亡くなる直前まで撮影を行っていた作品を、既に撮られていた素材に代役を交えての撮影を追加して完成させたものです。ブルース・リーを彷彿とさせるカンフー・スターに迫る魔手。策略により大怪我を負わされたスターは、死んだふうに装って黒幕への逆襲を試みる。

 とにかく、早逝したブルース・リーの勇姿にもういちどお目にかかりたい、というファンの欲求に応えることを最優先に作られたような作品。話の内容よりもその涙ぐましいまでの努力にちょっと打たれます。ただ、それで大幅に割り引いたとしてもストーリーがぐちゃぐちゃだし、代役によると思われるアクションシーンがいまいち冴えない。武術指導はブルース・リーと仕事をしていたサモ・ハン、リーの代役にはユン・ピョウもいたようでスタッフの質は悪くないはずなんですが、リーの独特の仕草も間合いの巧さも再現できてない。実際の葬儀の映像を採り入れて“リーは今も生きている”と言わんばかりの雰囲気を作ってみたり、クライマックスにちゃんと本物のアクションを組み込んでファンの期待に応える姿勢はいいんですけど、作品の出来としてはやっぱり微妙。他の出演作を踏まえて、もっと観たい! と思ったひとなら楽しめるはず。

コメント

  1. […] 原題:“Game of Death” / 監督:ロバート・クローズ / 脚本:ジャン・スピアーズ /  […]

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