爆笑問題withタイタンシネマライブ#35。

 恒例のお楽しみ、タイタンシネマライブを鑑賞してきました。天気予報ではもう降ることはない印象だったので自転車で出かけたのですが、だんだん雲行きが怪しくなってきた。しかしもう後戻りの出来ない距離でしたから、途中お買い物に寄り道したりしつつ強行しました。

 いつもよりのんびりとしたペースながら、ちゃんと余裕を持って劇場に入れるように移動し、きっちり間に合った――はずなんですが、劇場でおかしなトラブルに遭遇して、いちばん最初の芸人のネタを見逃してしまいました。どうやらタイタンの若手・ネコイラズがトップバッターを務めたようですが、何をやったんだろうか。

 そのあとに登場したミヤシタガクというのは、ポーズがちょっと長井秀和っぽい気がしましたが、なかなか味のあるネタでした。とりあえずLUNA SEAのJのことはだいぶ解った。

 そして相変わらず言及不能長井秀和とかを挟んで、ゲスト枠で最初に登壇したのはダーリンハニー。思いっきり鉄オタのネタなんですが、ちゃんと解らない人が楽しめる仕掛けになっているのが見事。その次のラブレターズ……については後回しにして、ゲスト3番手は流れ星。ちゅうえいの一発ギャグで人気を博している感がありますが、伏線を仕掛けたうえで笑いを作るのが巧いのです。おとぎ話の登場人物で格ゲーを、というネタで、いまの流行りをちょっと押さえたうえでの展開はさすがでした。

 続いては今やタイタンの第2の看板に成長した感のある日本エレキテル連合。今回もお馴染みのアレではなく、認知症らしき老婦人とそれを世話する嫁、という設定で実に際どいネタを繰り広げました。キャラのアクは控えめでしたが、ネタ自体が毒々しいのでちょうどいい匙加減。今年は全国で単独ライブを実施するそうですが、そのためにネタを強化しているのでしょう、安定感が増しているようです。そのあと、準レギュラー的位置づけのパックンマックンは、ベーシックな漫才ネタに見せかけて内輪ネタをうまく仕掛ける、アドリブ感満載の作りが楽しかった。

 いつも通りのBOOMER&プリンプリンは置いといて、トリも当然の爆笑問題なのですが……今回は時期が悪かった。太田の軽いアドリブで田中が撃沈し、序盤しばらくグズグズでした。途中からちゃんと軌道を戻したのはさすがですが、しかしこの時期なら太田が山口もえの名前を出すのは想像がつくんだから心の用意ぐらいしときましょうよ。

 たぶん田中のパニックが尾を引いたせいでやや急ぎ足のカーテンコールでしたが、ここではラブレターズの“抗議”が印象的でした。彼らは4年前にいちど出演しているのですが、そのとき爪痕を残そうとするあまり、サイコパスが題材のネタを用意し、オチには本物の包丁を持ち出す、という大胆なことをした結果、タイタンの太田光代社長に叱られ、以来ライブに呼ばれていなかったのだそう。久々にお声がかかり、ポップなネタを用意してきたら、日本エレキテル連合が輪をかけてアグレッシヴなネタをやっていたことに大層釈然としなかったよーで。まあ当然だとは思いますが、この喋りが面白かったせいで、私は彼らが今日どんなネタをやったのか思い出せません……。

 今日、会場で言及していたので初めて知ったのですが、このシネマライブ、今回からTOHOシネマズ新宿も上映館に加わったとのこと。……はっきり言って、今日のトラブルにより、いよいよ六本木の劇場に嫌気が差したので、次回は新宿に乗り換えるかも知れません。六本木に来る理由が減っているので、嫌々こちらを選び続けるかも知れませんが……次回のチケット発売開始までの1ヶ月半ほどのあいだにゆっくり考えるとしよう……。

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