だから徹夜明けに会話劇はやめとけと。

 今日は新・午前十時の映画祭を観に行く、というのは、スケジュールの都合からほぼ確定でした。なので、購入可能になったところですぐに確保してあったのですが、そういうときに、ギリギリまで徹夜してしまった。どうしても今朝までに仕上げて先方に送りたかったのです。日曜日の夕方、目覚ましをかけて昼寝したのに、まさかの熟睡で2時間くらい無駄にしたのが見事に響いた格好で、いつもより1時間半くらい就寝時間が遅れました。

 まあそれでもそこそこ眠れはしましたが、やっぱり今回の作品にはきつかった。とある島の岬に暮らす老姉妹の姿を淡々と上品に描いた会話劇八月の鯨』(ヘラルド初公開時配給)だったんですが、尺は1時間半と極めて手頃なのに、もう30分くらいで起きているのがしんどい。ほとんど波乱がなく、作中で姉妹からしばしば白い目で見られる、やたらと大きな物音を立てる職人の存在が却って有り難いくらいでした……ビックリしてこっちも目が覚めた。とはいえ、華々しさはないものの非常に味わいのあるドラマで、終盤の言葉少なだけど感情のこもったやり取りが印象深い、確かにこの映画祭に相応しい秀作ではあった。

 今朝のでいま抱えている案件のひとつはおおむね片付いたので、しばらく脇に避けていた次の案件に本格的に移行します。ほったらかしていたので、無事に戻れるか――と思いきや、さっき入浴中に一気にアイディアがまとまってきてしまい、実のところこの項を書くのがもどかしい状態になっていたり。諸般事情から明日、明後日と立て続けに映画鑑賞に赴くことになりそうですが、それで作業が詰まることもなさそうです――あくまで現時点の手応えでは。

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