新耳袋トークライブ104。

新耳袋104看板。 というわけで、毎年ほぼ確実にコミケと開催が被っている、夏の新耳袋トークライブです。

 今日は話しておかねばならないことが多い、ということで木原浩勝氏は少し早めに登壇。色々な話がありましたが、やっぱり特筆すべきは『怪し会』の件です。発売の告知が遅れたことへの謝罪がありましたが、しかしその代わりにけっこう喜ばしいニュースもありました……が、それが実現するかどうかはいまのところ本当に神のみぞ知る状況なので触れません。実現したらいいねえ、そのために乗り越えねばならない障害が高すぎる気はしますが。

 そして、そのあとから本日のスペシャルゲストの登壇です。ツイッターでも言及されていたので隠す必要はないでしょう、漫画家の外薗昌也氏。実は以前にも登壇されていて、その際に語ったエピソード“赤い妹”は『新耳袋』でも名作のひとつになってます――むろん収録時は匿名になってたんですが、のちにご自身でもそのエピソードを土台に漫画を執筆されてますので、これは触れてもいい、はず。しかし木原氏がそのことにふれたとき、会場から歓声が上がったことに、私としては感慨を禁じ得ませんでした……つまり、ここの常連も、私よりあとに入った人の方が多くなってんのね。

 外薗氏が新たな体験を語る、というよりは、怪談作家とホラー漫画家の微妙なスタンスの違いを炙り出したり、いつも関係者を呼び出して担当してもらっている聞き手役を外薗氏が担う、という格好での参加でしたが、それ故に木原氏の語り方もいつもと少し変わっていて新鮮でした。予想外の話の広がりを示したせいで、当初予告されていた話が次回送りになってしまいましたが、内容的には充実していたので文句はありません……お預け感は強烈でしたけど。

 ちなみに、上のツイッターからの引用に記録が残っている、外薗氏の語る“大変なこと”は、ここで触れられる性質のものではなかったので言及できません。怪談的なものでもなかったんですけど、確かに大変なことではあった。

 次回は10月17日、ですが、その前に『怪し会』が待ってます。色々な意味で楽しみになってきました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました