大つけ麺博に行くために、新宿を選ぶ。

 先日の土曜日に新・午前十時の映画祭の作品が入れ替えになりました。直後の週明けに観に行くのがもはや恒例となっているので、今回も月曜日に出かけました。

 ただし、今月に限り、従来のTOHOシネマズ日本橋ではなく、新宿を選ぶことにしました。理由は見出しの通り、大つけ麺博が開催されているから……なにせTOHOシネマズ新宿は会場の目と鼻の先ですから、利用しない手はない。

 初日は自転車でえっちらおっちら移動しましたが、まだ風邪の症状が残っているので、今日は無理をせず電車にて現地へ。

 今期の作品は、この映画祭ではたしか2本目となる黒澤明監督作品、山本周五郎の小説を元に、小石川養生所で繰り広げられる生と死のドラマを描いた『赤ひげ』(東宝初公開時配給)

 面白かったですし、3時間を超える尺なのに退屈させない表現力は確かに凄い……のですが、如何せんこの体調にはちときつかった。特に、保本医師が開眼する前までの経緯がちょっとゆったりしすぎていて、眠気を堪えるのに苦労しました。それでも観続けられたことが質の高さの証左とも言えそうです。

六厘舎のつけめん、味玉トッピング。 鑑賞後は予定通り大つけ麺博へ。前回は、つけ麺博にも拘わらず普通のラーメンだけ食べて帰りましたが、今日はちゃんとつけ麺です。それも、このジャンルにおいては特に著名な六厘舎のつけめん、というオーソドックスな選択。とりあえず1杯は基本を堪能しておかないと。

 解っちゃいましたが本当に基本の味。魚粉を用いた濃厚なスープに、ストレートの太麺を自分の匙加減で絡めて味わうのが楽しい。イベントの公式サイトによれば、魚粉を海苔に載せて浮かべるスタイルはここが発祥だそうですが、濃さを調節しながら食べられるのは巧いアイディアです。私がよく行く地元の店もこの手法を踏襲しているようです。

 折角10店舗もあるのですから出来るだけ制覇したいところですが、もともとそんな健啖家でもないのに加え、体調不良でそろそろ意識朦朧としてきた。考えるのも億劫で、さっさと帰宅しました。

 今回の大つけ麺博は6日でひとコマ、しかもそこにそれぞれ10店舗がひしめくタイトなスケジュールなので、たくさん味わいたいなら出来るだけ新宿に通うしかない。というわけで、今月はかなり新宿に入り浸りになりそうです……しかも、このイベントの有無とは関係なく、既にあと3回は新宿を訪れる予定が立っていたりする。むしろ他の土地の映画館に足を運ぶ日があるのかどうか心配なくらいだ。

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