レンタルDVD鑑賞日記その455。

  • 『封印された! 呪いの狂霊動画 超・怨霊映像』(MAGICAL)

 観たのは19日だったんですが、ネタのない日のためにストックしておきました。

 映像自体はまあそこそこ、と言ってもいい。一部ながらドキュメンタリーで掘り下げようと試みていたり、恐怖の体験を映像で再現する、という趣向を絡めるのも構わない。

 ただ、ナレーションの組み立てが通り一遍すぎるために、手抜き感が強烈なのです。専門家の鑑定で“生き霊らしい”という談話を得ているのに「何か関係があるのだろうか」というコメントで締めるやる気のなさ。真偽を疑うのなら“本当にそうなのだろうか”という言い方をして別解釈を示せばいいのだし、本当に生き霊だ、という立場でナレーションを組み立てるなら“この関係者はどこにいるのか、どういう思いをこの人物に抱いているのか”という疑問を投げかけて締める、くらいの工夫はあってもいい。

 せっかくの長尺らしいドキュメンタリーも、続き物にしているんですが、そもそも本巻の中で大して進んだ印象がない。そもそも、続き物として牽引力があるようなネタにもなっていないし、ドキュメンタリー部分の弱さ、いい加減さが露呈している。

 このメーカーの作品を借りるのは久しぶりですが、やっぱりいまひとつ、という印象……最近、借りるものも減ってきているので、忘れた頃に思わず月額レンタルのリストに加えてしまうかも知れませんが、あんまり気は進まない。

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