やっぱり映画が好き。

 お気づきかも知れませんが、今月はあまり映画を観に行けておりません。実は、ここで触れられないところでもけっこう色々あったりしますが、何よりPCのトラブルで、買い物以外で家を離れにくい、という事情もあったのですが、結果的に2週間も空いてしまった。そりゃーフラストレーションも溜まるだろう、というものです。

 幸いに昨晩の時点で、おおむねソフトウェアのインストールも完了し、システムの環境もとりあえず必要な部分は揃った。もう頭を悩ませても仕方のないところまで来たので、ようやく作業に没頭できました。懸案がひとつ片付いたのを幸い、朝一番で出かけてきました。

 尤も、今日観ることも、観る作品も実のところ予め決めてはあったのです。通常、プログラムが切り替わった直後の月曜日に観る、と決めている午前十時の映画祭7上映作品です。前コマまで2週間は、GW中だったこともあり1週間の切替で、このスケジュールのまんまだと3週連続で午前十時の映画祭を観ることになってしまい、少々密集してしまう。あいだに別の作品を挟みたかったので、今回は1週遅らせよう、と早い段階で決めていたのです……結果的に、そんな理由がなくとも出かけられなくなってしまったわけですが。

 ともあれ、久々に鑑賞した映画は、『シェルブールの雨傘』のジャック・ドゥミ監督がふたたびカトリーヌ・ドヌーヴを招いて手懸けたミュージカル、運命を信じる人々の歯がゆいすれ違いを華やかにコミカルに描き出したロシュフォールの恋人たち』(東和×タイヘイフィルム初公開時配給)

 これはとても好き。冒頭からひたすら踊りまくり歌いまくるのですが、『ウエスト・サイド物語』のような技術の高さ以上に華やかさを重視したような作りで、観ていて楽しい。他のミュージカルというのは、物語自体に音楽を当てはめているような印象ですが、この作品はまるでミュージカルの世界に物語を当てはめたような趣。メインが踊っている背後で、無関係に踊る人たちが普通にいて、ただ喋っていてもリズムやメロディがある。それでいて、物語の構成も絶妙で、序盤で積み上げたものが終盤の異様に楽しいヤキモキへと繋がっている。あまりに華麗な音楽が却って中盤での中弛みを生んでいる感もありますが、観ていて楽しい1本でありました。

 鑑賞後はヨドバシカメラに立ち寄り、新しいパソコンにもうひとつだけ導入したいパーツと、昼食を購入して帰宅。なんだか久々に普段のペースで行動出来た気がします。

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