まさに世紀の対決。

 まずはきのうの出来事から。

 二カ月にいちどの徹夜イベントの際はついでに映画を1本は観る、というのも私にとってはお約束です。まいかい、作品選びでけっこう往生してたりするのですが、今回はまったく悩みませんでした。スケジュールが判明した時点で確定。幸いに、18日から1週間、毎日シネマイレージデーが催されているので、ネットでも格安でチケットが購入出来ましたから、販売開始と同時に確保。

 自宅にて夕食を摂ってから電車にて新宿へと移動、まず訪れたのはTOHOシネマズ新宿です。鑑賞したのは、日本が誇るホラーの怪物が直接対決する、というエイプリルフールのネタを、『コワすぎ!』シリーズで熱烈に支持される白石晃士監督が本気で実現した貞子vs伽椰子(2D・MX4D)』(KADOKAWA配給)。これがあったので、宿題になっていた『呪怨』の感想をきのうまでに仕上げてアップしたのです。

 不安は白石監督がメジャーレーベルの論理に牙を抜かれてしまうことでした。そういう意味ではかなり安堵する出来栄えです。まあ、多少は牙が丸くなってる感もあるのですが、白石監督のアクははっきりと残っている。そしてそれでいて、ちゃんと『リング』『呪怨』のエッセンスは濃く残しています。若干、呪いの発現や影響力をいじっていますが、問題にならないレベル。ちゃんと怖さも表現出来ていて、それでいてクライマックスは異様に楽しい。――本当に楽しいのです。

 最近はあんまり執着を感じない体感型上映ですが、今回は『ボクソール★ライドショー』でいい仕事をした白石監督作品なので、MX4Dにて鑑賞。あれと同じ感覚でやられたらヘトヘトになるな、という不安があったのですが、さすがにそこはわきまえて、適切な匙加減。さすがに経験を積んでいるだけあって、体感演出もしっかり考えられていて効果的に用いられてます。懐に余裕のある方は、こっちをあえて選ぶのも一興かと。

 続く本日のメイン・イベントは、項を改めて記します。

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