素晴らしき猫映画。

 プログラム切り替え直後の月曜日は午前十時の映画祭7を観に行く日なのです。梅雨の中休みで好天にも恵まれたので、久々に自転車にてお出かけしてきました。

 毎度お馴染みのTOHOシネマズ日本橋にて鑑賞した今コマの1本は、家を追われた老人と飼い猫の思いがけない“ふたり旅”を描いたロードムーヴィー『ハリーとトント』(20世紀フォックス初公開時配給)

 ある意味羨ましいくらいの猫映画。放浪せねばならなくなる理由がほとんど猫由来なんですが、それを恨みに思わず、成り行きに身を委ねて旅をする老人の姿は、どこか哀しげでもあるんですが、人生を謳歌しているようにも映る。状況に順応し、意外なひととの交流を経て気の赴くままに旅をする姿が、しまいには羨ましくなります。最後は少々切ないですが、これもまた人生の良きドラマ。観ていて暖かさが沁みてくるような1本でした。

 鑑賞後、いつもなら近場で食事して帰るところですが、妙に気乗りがしなかったので、ファストフードで昼食を買って帰宅……それでもいまいち食欲が湧かないのは、やはり少々バテているのでしょう。

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