レンタルDVD鑑賞日記その487。

  • 『ほんとにあった!呪いのビデオ68』(BROADWAY[発売])

 夏恒例の連続リリース第2弾、実店舗にて借りてきました。公園で遊ぶ子供の背後にちらつく影“花束”、楽しげなクリスマス会の模様を映したカメラが招かざる客の姿を捉えた“クリスマス”、そして調査が中国の風習にまで及んでいった連作“禁忌 中編”など、8篇のエピソードを収録。

 前巻は菊池宜秀演出最高のクオリティ、と折り紙をつけてもいいくらいのテンションでしたが、今回は率直に言って少々落ちる印象……いや、悪くはないのですけど、如何せん前巻が異様に力のこもった内容だったせいで、どうも全体にテンションが低い気がするのです。やっぱりもうちょっと配分を考慮すべきだったのではなかろうか。

 またこの夏の連作“禁忌”については、前号の巻末に付されていた予告でおおむね内容が把握出来てしまい、そこからの想像を上回るほどの衝撃はなかったのが痛い。前巻での予告をもうちょっと抑えていれば印象は違ったかも。“冥婚”という習俗に絡む展開は、途中で暗礁に乗り上げるくだりもあればこそ起伏も感じさせ、それなりに見応えはあるのですが。

 まあ、あくまで前巻が異様にレベルが高かったので、若干見劣りがしているに過ぎません。基本的には、同系統の他のシリーズよりも安定した質は保ってます。

 ……しかし最近、私の視聴環境が新作に合わなくなっているのを痛感してます。私は通常、ブルーレイレコーダーからアナログで繋いだブラウン管のテレビで鑑賞しているんですが、映像に異変のあった箇所がよく見えない、ということが増えてます。パソコンのほうで再生してみるときちんと見えるので、要するにもうブラウン管の解像度では最近の怪奇映像を観るのは難しい、ということなのでしょうけれど……はなからパソコンで観るようにしなきゃ駄目かなー。

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