ジェイソン・ステイサムの劇場未公開最新作。

 本日、ではなく一昨日発売、届いたのも一昨日ですが、ネタのないときに触れたかったのです。

 ジェイソン・ステイサムの劇場用映画は、未だに日本では出る気配すらないごく初期の1本を除いて、すべて日本でリリースされてました。曰く付きの監督ウーヴェ・ボルによる『デス・リベンジ』だけは、ステイサム主演でも誤魔化しようのない駄作であったがゆえに映像ソフト直行だったものの、他の作品は他国での興収や評価はともかく、いちおう日本で劇場公開されていた。

 しかしここに来て、残念ながらふたつめの劇場未公開作品が出てしまいました。それがこの『SPY/スパイ』なわけです。

 何故日本で公開されなかったのかは解りません。監督は『ブライズメイズ』でアカデミー賞候補にもなったポール・フェイグ、主演は同作でも強い印象を残したメリッサ・マッカーシー、更にステイサムとともに、イギリスを代表する俳優ジュード・ロウまで出演しているのに。不出来な作品で海外でもハズレ、当たる見込みが全くない、というならともかく、少なくとも海外での評価は悪くない。

 もし問題があるとすれば、コメディである、という1点なのかも知れません。パラマウントは自身での日本配給をほとんど停止するくらい、日本での洋画興収は冷え込みっぱなしなのも事実で、本篇の発売元であるフォックスも劇場公開作が減っており、本国で好評でも日本では映像ソフト直行、というパターンは増えていたので、本篇はそのハードルを越えられない、と判断されたのかも知れませんが。

 まあ、あからさまに駄作だった『デス・リベンジ』でさえ何だかんだで映像ソフトは出たわけで、ステイサム出演作は日本では比較的厚遇されている。何より本篇については、監督が期待の新作『ゴーストバスターズ』の公開も控えていたのも幸いしたのでしょう。とりあえず発売されて、手許に届いたことを喜びたい。

 ――が、しかし、すぐには観ません。すごく楽しみなんですが、思うところあって、鑑賞するのは少し先にするつもりです。

 ともあれ、無事にリリースされてはいますので、しばらくステイサムに会ってないな〜、とお嘆きの方は是非ともお買い上げください。そして権利元に「ああやっぱし劇場公開しておけば良かった」と後悔させてやるのだ。

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