爆笑問題withタイタンシネマライブ#42。

 本日は2ヶ月にいちどのお楽しみ、爆笑問題withタイタンシネマライブです。フリーパスもあることですし、はじめからハシゴするつもりでいたのですが――チェックした作品が早々に満席になってしまい、第2候補と考えていた作品も気づけば最前列くらい、環境的に最前列ではたぶん楽しくないのでこれも諦めると、もはや他に選択肢がありませんでした……大人しく、本題のシネマライブだけ観てきましたよ。ああもう。

 しかし今回は全体的にレベルは高かった。冒頭の瞬間メタル……はまあ気にしないとして、人形を使ったひとり漫才として異常に高いクオリティを示すパペットマペット、早々と『シン・ゴジラ』をネタに採り入れたミヤシタガクは秀逸。

 意外、と言っては申し訳ないのですが、驚かされたのがウエストランドです。ほとんど働かないボケに、世間への恨み辛みを早口でまくしたてるツッコミ、というスタイルでずっと通しているコンビですが、今回はいままで観てきた中でいちばん迫力がありました。自虐と妬み嫉みも極まると芸になる。

 長井秀和が微妙な空気にしたあとは、今回のゲストが3連続で登場。新宿カウボーイはかねきよの暴走が際立ってましたが、続くなすなかにしは知る人ぞ知る実力派の芸を遺憾なく見せてくれました。ゲストパートのトリを飾るロッチは、相変わらず中岡のキャラを活かした安定感のあるコントでした。キングオブコントでは思わぬ敗北を喫しましたけど、密度の差はあれど、笑えないネタがないのは凄い。

 いつものBOOMER&プリンプリンの古い演芸を挟んで大トリは爆笑問題。近頃はライブのたびにネタになる話題が多すぎて処理に四苦八苦している印象でしたが、今日は特に大変だったはず。リオ五輪の話題を軸に、今日のあの扱いづらい話題までさらっと採り入れて、ちゃんと笑いにしているのはさすがです。個人的には、田中がいちばん噴き上がったのが、不倫ネタでウエストランドの井口の名前が出たとき、というのがツボでした。最後の挨拶で井口に「酷くないですか?!」と詰め寄られて「ネタだから」となだめてましたが、あそこはけっこう本気だったと思う。

 次回は10月14日……なんだろう、今年の10月はイベント多すぎやしないか? あくまで私にとって、ですけど。

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