レンタルDVD鑑賞日記その498。

 怪奇ドキュメンタリー・シリーズ第15巻。幼い子供を事故死させた男への復讐を依頼された3人組が、その過程を撮影した際に捉えた想像を絶する事態“復讐代行”、経営者の招待に応じたデリヘル嬢がその経緯を隠し撮りした“友人の行方”、カップルが訪れた廃墟で、友人の女性が思わぬ行為に及んだことで起きた怪異“霊をつかまえる”の3篇を収録。

 ……やっぱりもうフェイクだということを隠すつもりはないみたいです。まだフェイクで通る、と思っているなら、もうちょっとまともな処理をしろ、と言いたい。“復讐代行”なんか人気漫画の趣向を2種類混ぜたそのまんま、という代物で、だからこそ終盤の処理の雑さがお笑いぐさでしかありません。なんでそんなにはっきりと正面から撮れるんだよ。

 ただ、フェイクだ、と解っても、それはそれで観られる内容になっていることは相変わらず評価は出来ます。展開そのものは安直ですが、観ていてそれなりにスリリングな最初の2篇もそうですが、話の進む方向が最後まで解らない“霊をつかまえる”はなかなか好みです。

 フィクションならフィクションで、もうちょっと自然な台詞回しや展開の組み立てに工夫があれば、という不満もあるにはありますが、低予算ホラーだと思えば決して悪い出来ではない。

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