今年2本目のルパン映画。

 今週は金・土と既に映画鑑賞の予定が決まっており、それ以外の作品を観ることが出来るのは、状況的にも今日くらい。しかし夕方から歯医者の予約も入れており、そのスケジュールにも差し支えのない作品を、と考えた結果、今年初めての池袋訪問と相成りました。

 自宅から池袋まで、道のアップダウンがけっこう激しいので、最近は電車に頼りがちだったんですが、自転車が替わって少しは楽になったかも、と思い、あえて自転車にて移動。……まあ、前よりは楽ですが、それでも疲れることは疲れた。

 劇場はシネマサンシャイン池袋、鑑賞したのは『次元大介の墓標』に続く新世代ルパンシリーズ第2作、ルパンと行動を共にするようになる前の五ェ門を描いたLUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門』(Showgate配給)。ルパンシリーズにはそんなに思い入れはないんですが、昨年のTVシリーズがけっこう面白かったのと、今年は『カリオストロの城』のMX4D版も観ていたので、解釈の異なるルパンも観てみたくなったので。

 尺が短いせいもあって、ストーリー的にはそれほど丁寧に掘り下げているわけではない。幾つかの謎がそっくり放り出された感があるのでモヤモヤするのですが、のちの五ェ門のスタイル、ルパンとの関係性につながっていく要素を提示しつつ、それこそ『カリオストロの城』のように子供にも安心して見せられる、という類でない、残酷さと重みを伴う格好良さが描き出されてます。アクション描写の重量感と、五ェ門が“開眼”する瞬間の爽快感、そしてやたらと潔い結末まで、ひたすら渋みと格好良さに力を傾注したような作品。なかなかでした。

 鑑賞後は西武屋上にあるうどん店にて食事。平日の昼食時には近隣のビジネスマンで行列の出来る店なんですが、映画の尺が50分と短く、私が着いたのは11時とやたらに早かったせいもあって、ほとんど人気はなくゆったりと食事が出来ました――寒かったけど。むちゃくちゃ寒かったけど。

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