レンタルDVD鑑賞日記その519。

 先行2巻はビデオパスで借りましたが、これはまだ配信されてなかったので、DVDで借りました。友人と深夜のドライブ中に遭遇した“夜道にたたずむ者”、稽古場に忽然と現れた謎の人物をめぐる“演劇練習”、投稿者が管理する山林で撮影された衝撃の出来事“呪う女”など8篇を収録。

 スタッフに未だ元『ほん呪』関係者が在籍する正統派のフォロワーであり、依然として鑑賞に耐えるクオリティを保ってはいるのですが、ただ惜しむらくは、ドキュメンタリー部分が全般に浅いこと。“演劇練習”なんかは、話に出てきた関係者にもう少し話を聞く努力をしてみても良かった(たとえ空振りに終わったとしても)でしょうし、“呪う女”などはそれこそ裏付けをしてみる工夫があればもっと不気味な結末になったはず。

 採用された映像のほとんどが、小さなテレビだと見辛いのも難です……なにせ、自室の古いブラウン管ではなく、両親の部屋にある比較的新しいテレビで観ても辛いのですから、環境次第では「なにが映ってるのか解らん」という印象だけで終わってしまう可能性がある。幸いに私はPCのほうで環境を整えていますから、異様なモノがちゃんと映っているのは確認することが出来たのですが、心許ない環境でも解るような配慮ぐらいは必要だと思う。

 と、あれこれ腐しつつも、水準は保っているのでそんなに文句はなかったりします。既にリリースされている次の巻も借りて観ます。

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