眼鏡は外せよ。

 プログラム切替直後の月曜日は午前十時の映画祭8を観る日。こと、GWと重なるこの時期は1週間上映なので、とっとと押さえてこないとコンプリートが怪しくなるため、なおさらルーティンを崩す訳にはいかない。ということで今日もいつものTOHOシネマズ日本橋へ。

 今コマの作品は、サスペンスの巨匠アルフレッド・ヒッチコックの代表作、骨折し身動きの取れない男が窓から隣人の異様な振る舞いを目撃したことで始まるサスペンス・ドラマ裏窓』(パラマウント映画初公開時配給)。記念すべき第1回午前十時の映画祭で観て以来の鑑賞です。

 久々に観ると、主人公がその事実に気づくまでの会話や日常の描写がちょっと間延びしている感があったり、さすがにその行動は不自然ではないか? と訝るところもある(最たるものが見出しの件)のですが、しかし気づくと主人公もろともにスリルとサスペンスの世界に投げ込まれているあたり、さすがの巧さ。初めて鑑賞した際の感想にも書いてますが、ヒロインの美人なんだけど快活で可愛らしい魅力もこの作品の価値を高めてます。“裏窓”からの光景がすべてセットだ、という事実まで含め、やはりこれも現代では作ることの出来ない類の傑作なのでしょう。

 来週からはまた2週間に1本のペースに戻ります。

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