レンタルDVD鑑賞日記その526。

 4月末に届いていたのに、5月中は色々とありすぎてなかなか観ることが出来なかったレンタル作品をよーやく鑑賞。キリスト教黎明期のエルサレムを舞台に、義兄弟に裏切られ家族を奪われたベン・ハーの壮絶な復讐の道程を描いたスペクタクルです。

 当初、劇場公開の予定があって、TOHOシネマズで流しているニュースでも告知されてたんですが、気づけばストレートで映像ソフト化。その辺で色々察してしまいますが……個人的には、そこまで悪い作品とは思わなかった。

 ウィリアム・ワイラー監督による伝説の作品をそのままリメイクするのではなく、原作を再映画化する、というスタンスであったことが、評価を落とした原因と思われます。義兄弟の確執を1959年版よりも前から描き、演技に頼りすぎずテンポよく描きだした、エンタテインメント寄りの作りが、ドラマとしての重厚感が豊かだった旧版と比べて見劣りしてしまう。CGのクオリティが高すぎるがゆえに、本当はちゃんと実物を用いている戦車競走のシーンに、不自然な違和感をもたらしてしまった。騎手に迫ったカメラワークには旧版と違った迫力があるんですが、どうもわりを食っている感は否めない。

 終盤が唐突に感じられるのも欠点ではありますが、あの物語を現代の技術で映画化する、と考えた場合、本篇の仕上がりはわりと順当だと思います……順当、と言われることが、費やされた100億円というお金に見合っているか、と問われると、苦笑いするしかないんですけど。

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