爆笑問題withタイタンシネマライブ#47、のついでにウワサの家族。

 本日は2ヶ月にいちどのお楽しみ、タイタンシネマライブの開催日です。せっかくですから、ついでに映画も1本観ることにしました。

 午後になって出かけようとして、しばし移動手段に悩みました。とりあえず基本的には1日晴れか曇り、という印象だったのですが、急な雷雨に注意を、という予報も残っている。また、このあいだ出かけたときの印象で、金曜午後の新宿界隈のバイク駐輪場は埋まっているように思えた。早めに出かけて駐められる場所を探す、ということも考えましたが、今日は安全策を取って、電車にて移動。

 まずはついでの映画鑑賞のために、今年初訪問となる新宿ピカデリーへ。選んだのは、山田洋次監督が小津安二郎にオマージュを捧げつつ優れた現代喜劇として完成させ好評を博した作品の続篇、家族はつらいよ2』(松竹配給)

 前作同様、現代的なテーマを緻密なリサーチのもとに採り上げながら、最初から最後までしっかり喜劇として完成された作品でした。家族はつらい、と言いながら、この一家がけっこう幸運であることを感じさせる終幕もほっこりとさせてくれます。個人的には無理にシリーズとして続けなくてもいいかな、とは思いつつ、また撮ってくれるなら是非とも観たい。

 あいだに1時間ちょっとくらい余裕があるので、ぶらぶらと歩き回って時間を潰す……巡ってみると、バイクの駐輪場がけっこう空いていたのが解って若干モヤッとしましたが、後の祭り。

 そして本日のメインイベントです。前回から本篇前に、タイタン芸人による動画が配信されるかたちになりましたが、今回は瞬間メタルによる“男のショートフィルム”。ネットで定期的に投稿している、という話は聞いてましたが、聞きしに勝る普通のショートフィルム。芸人を題材にしてますが、ちょっとした青春ドラマとして、それなりに見応えのあるものになってました。

 本篇のトップバッターはネコニスズ。現在前に出しているらしいチャラ男・タクミくんをフィーチャーしたネタ。ここは安定の仕上がりだったのですが、続くゆりありくがちょっとした事件でした。

 猿のリクが、半分仕事をボイコットしてました。

 一部段取りを端折ったりしながら、どうにか落ちまでは辿り着いたのですが、たぶんゆりあさんそうとう焦ったと思う。私がシネマライブに通い始めてだいぶ経ちますが、たぶんトップレベルのグズグズぶりだった。

 瞬間メタルは“男”ネタにあまり逃げない漫才スタイルで良かったんですが、あのオチはやりすぎない方がいいんではなかろうか。続くミヤシタガクは、いつも通り圧巻のひとり語り。このひとの計算されたネタの組み立て、かなりお気に入りです。

 5組目はゲストのペンギンズ。ショートネタはテレビでよく見てますが、がっつりネタを見るのはこれが初めて。アニキと舎弟、という関係性を押し込むだけで、だいぶヒネリの利いた漫才になってます。嫌いではない。続くはふたたびタイタン枠の脳みそ夫。今回のテーマは“スイーツ女子”でしたが……個人的にはちょっと微妙でした。安定はしてるんですけど。

 次はまたゲスト、新宿カウボーイです。今日はかねきよが暴走気味でした。楽しそうではありましたけど、あれはどこまで狙い通りだったんだろうか。続いてもゲストのアンガールズ。彼らもネタをじっくり鑑賞するのは久しぶりのように思います。最近も単独でライブを実施しているくらいですから、ネタの完成度も高い。彼らの“気持ち悪さ”を、自ら言及せずとも活かす辺りはいっそ熟練の業と言っていい。

 続いては日本エレキテル連合。すっかりライブメインに移行しているだけあって、今回も初見の、しかし世界観の確立されたネタ……しかし内容以上に、橋本が大変そうだ、という感想が強かったり。珍しく中盤に登壇のウエストランドも、安定のクズっぷりで引っ張ってくれます。

 相変わらず複雑な気分にさせる長井秀和を挟んで、準レギュラーのパックンマックン。話題の“うんこドリル”を軸に、色々と攻めてましたが……微妙なスベリ方そのもので笑いを誘ってしまった感が。こちらはほぼレギュラーのBOOMER&プリンプリンは、“葬儀”といういつもと違ったシチュエーションを採り上げながらも展開はいつも通り。

 ここで登場したスペシャルゲストは、ピンクの電話。ネタを見たのが久しぶり、という意味ではアンガールズ以上なのですが、こちらも相変わらずのキャラクター性と世界観で、安心して観てられました。

 そして大トリの爆笑問題。最近、何かと事件が起きるのでネタには事欠かない模様ですが、それでもいちばん大きく採りあげていたのは田中に子供が産まれた件だった気が。何だかんだで仲がいいのね。

 全体としてはいつも通りたっぷり笑わせてもらったのですが、段取り通りに行かなかったり、スベったり、という場面も多く見受けられたので、演者のなかには納得がいってないひとも少なくないような。でもこちらとしては楽しかった。

 ……と、たっぷり笑ったお陰か、気分的に昂っているので、勢いに任せてすべての出演者に言及しましたが、ムダに長くなってしまいました。今回はもったいないのでそのまんまアップしますが、次回以降は元のダイジェストに戻す……と思います。また変に気分が高揚してたらその限りではない。

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