レンタルDVD鑑賞日記その531。

 東京03のライブ、配信では扱っていない回を、実店舗にて借りてしまいました。2009年の単独ライブです。バイト中に気になる女の子からのメールを待っている人たち“返信メール”、病気が暴かれる恐怖に怯える男“人間ドック”、消灯後の先生たちのひと悶着を描く“修学旅行”などを収録。

 ちょうど彼らがキングオブコントで王者となった直後にリリースされた作品。幕間に用いられるVTRのクオリティや主題歌のクオリティこそ近年の作品に及ばないまでも、フォーマットはこのあたりでほぼ完成されてます。そしてもう、無駄なく面白い。

 実体験をベースにしたらしい冒頭の“BAR”からして意欲的ですし、“返信メール”“人間ドック”“初デート”と露骨なくらいのクズっぷりで角田が暴れるかと思えば、“友人の家”“初デート”の豹変ぶりで恐怖と紙一重の笑いを誘う豊本のキャラクターも完成されてる。両者に挟まれてキャラクターは薄そうな飯塚は、しかし“初デート”のチンピラから“修学旅行”での軽薄な教師、と役柄でけっこう大きな変化をつけて、話をしっかり転がしている。

 せっかくなのでコメンタリーつきでもちょこっと鑑賞してみたのですが、ほとんど実体験や実際の出来事をベースにしつつ、新機軸にも挑んだ回だったようです。でも今の私の目には、ほぼ彼らのスタイルの基本が出来ているように見えました。たぶん、この辺で完成されたんだろうなー。

 未だに配信のほうを繰り返し鑑賞してますが、そろそろ配信終了になってしまうらしい。このあいだ買った最新のライブも、コメンタリーや特典がまた面白かったので、今後、ソフトの新作はちゃんと買っていこうと思います。

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