『特別展 深海』のち『東京03 第19回単独公演「自己泥酔」』ライブビューイング at 109シネマズ川崎。

 色々あって1日に2度出かけておりました。

 朝一番でまず出かけたのは、上野にある国立科学博物館。現在こちらで開催されている『特別展 深海』のチケットを頂戴したので、母と訪ねたのです。会期中に一緒に足を運べる日取りがそんなにないので、考えて今日を選んだのですが……失敗だったかも知れません。人出が凄かった。わりと早めに着いたのですが手にした整理券の入場可能時刻は1時間後、常設展で時間を潰し、ようやく展示フロアに入れた、と思ったら人でごった返してゆっくり観ていられない。

 ただ、さすがに展示物はものすご〜く考えられていて見やすいし見応えはあります。無料でもらえる案内が暗がりでも読みやすいデザインであったことに始まって、ちゃんと来館者の関心を惹くように考えて作られている。展示内容もさることながら、その職人ぶりにずっと感心してました。展示内容自体は、販売している図録でだいたいフォロー出来るので、チラ見した実物の記憶を思い出しつつ眺めてゆっくりと楽しむつもり。

 いったん帰宅し、食事と仮眠を済ませたあと、ふたたび出かけたのは、『東京03 第19回単独公演「自己泥酔」』のライブビューイングを鑑賞するためでした。行き先は、109シネマズ川崎……ほんとーは新宿バルト9で鑑賞したかったのですが、一般販売当日、手違いで購入が遅くなって買い逃してしまい、後日、もしかしたら比較的楽に行き来出来る範囲内でまだチケットが押さえられるところがあるんじゃ、と考えて調べてみた結果、ここの席が残っていたのです。駅から直結したアクセスの楽な劇場でもあったので、ここならいいだろう、と購入した次第。いざ現地に到着し、開場したあとで、一部劇場で可能だったらしいツアーパンフレット購入が出来ない劇場だったことを知ってちょっと嘆きましたが、まあいちどは鑑賞自体諦めてたんですから、仕方あるまい。

 本篇のほうは、もはや安心して観ていられるハイクオリティぶり。冒頭のネタでいきなり角田が噛んでましたが、まあそこはご愛敬、というか、多少噛んでもそれをすぐに笑いに昇華できるあたりが、ステージでのコント経験を積み重ねてきた彼らの強みです。

 今日の公演はDVDの収録も兼ねていたそうなので、いずれ同内容が鑑賞出来るはずなのであんまり細かいことは触れずに置きますが、とりあえず豊本いじりが凄まじかった、ということだけは言っておきたい。触れないはずはないだろー、とは思ってましたがここまでガッツリやってるとは思わなかった。つまり彼はあの失態をDVD発売後も振り返らざるを得なくなるんですね、自業自得だけど。

 ライブビューイングが実施された公演はツアー開始後に発表された追加公演なのですが、この追加公演では毎回、本篇よりも緩めの企画が用意されている。今回は、ステージでのガッツリ長めのネタが主体である東京03が苦手なショートコントを、ゲストと共に考察する、というもの。ゲストは03と同じオークラをブレーンに単独ライブを重ねているバカリズムです。

 せっかくだから、ということで、飯塚の希望により、ショートコント考察の前に、03がバカリズムと共演していた『ウレロ』シリーズのDVD特典でのみ発表していたバカリズム脚本による、まあまあの尺のコントを、客前では初めてとなるお披露目をしてくれました。ただしこのネタ、角田は参加していないため、彼は自分の単独ライブで人のネタが受けているのを脇で眺める、というなかなか切ない体験をさせられてましたが。とりあえずこのくだりだけでもライブビューイングに足を運んだ価値はあった。

 そこからは、恐らく先行する追加公演で作られたショートコントを矢継ぎ早に繰り出す展開に。たぶんほとんどDVDに収録されると思われますが、発売された暁には、是非とも先行する『第18回単独公演「明日の風に吹かれないで」』の特典映像と併せてお楽しみください。私はアレを繰り返し鑑賞していたため、繰り出されたネタを見て笑いながら「やりやがったなオークラ」と思ってました。絶対にあれ、応用しただろアレを。

 本篇途中でどーしても耐えられず1回トイレのために中座してしまったのが悔やまれますが、でも十二分に面白かった。来年も同じくらいの時期に単独公演を予定しているそうなので、来年は是非とも生で観たいな〜チケット取れればいいな〜……。

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