レンタルDVD鑑賞日記その555。

  • 『呪われた心霊動画XXX8』(アムモ98)

 シリーズ最新巻です。投稿者を撮影したときにだけ起きる謎の現象を巡る“コマ落ち”、料理の様子を撮影しているときに起きた怪異“喋る首”、新聞で車内を覆われた車と奇妙な女の謎“手の中”など6つのエピソードを収録。

 現在、『ほん呪』のほかでもっとも楽しみにしているシリーズですが、今回も好調。採り上げられている映像自体はありがちでも、取材部分がその不気味さを強調する、という怪奇ドキュメンタリーの教科書的な巧さもさりながら、毎回のようにけっこう神経に来る強烈なネタを探し出してきているのが凄い。

 複数の異なる映像が次第に結びついていく、というのも最近増えてきたパターンで、行きすぎて非現実的な印象を与えるリスクもある一方、しかしこれがうまく嵌まると、仮に虚構であっても許せてしまう。そういう意味でもこの巻はお手本と言えます。何故、いったい何がきっかけでこんな事態に陥ったのか? という根本的なところは不明なままですが、それでも、いやだからこそ、のおぞましさが今巻のエピソードにはある。

 どーでもいいですが、先日鑑賞した『封印映像31 監死カメラ』とやたら似たようなシチュエーションが含まれているのはどういうことだ。いずれも本篇のほうの完成度が高い傾向にはありますけど。

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