爆笑問題withタイタンシネマライブ#54。

 2ヶ月にいちどのお楽しみ、タイタンシネマライブの開催日です。今日は午前中からやたらとやることが多くバタバタしてましたが、無事に午後の用事まで済ませてお出かけ。本日は俄雨の可能性が指摘されるくらいなので、当初はバイクで出かけるつもりでしたが、用足しの途中で通りかかった道がことごとく詰まっていたので、潔く電車移動に切替……暑いしね。

 今回も劇場はTOHOシネマズ日比谷です。無事に余裕を持って到着……はしたのですが、立ち寄った売店までか異様に混み合っていて、本番前の映像上映に間に合わず。先日からTOHOシネマズでは現金のみのレジとクレジットカードやよび電子マネーのレジに分けているんですが、どう見ても現金のほうが空いていて、混雑を助長しているようにしか見えません。スピーディーに客を捌きたいなら、お金の取扱より、列を1本化するとか、カウンターの中の手順を見なおした方がいいと思うんですけど。

 と、劇場でも思わぬところで手間取りましたが、どうにか本番には間に合いました。序盤は例によってタイタンメンバーが続きます。ゆりありくがオチにしくじった以外は安定の仕上がりなんですが、個人的にはミヤシタガクがやっぱりお気に入り。婦女暴行犯の告白、みたいな導入に見せかけて……という内容ですが、仕掛けと着地が絶妙。

 最初のゲスト枠は、準レギュラーのパペットマペット。この方はけっこう毎回意外なネタを仕込んでくるんですが、今回はほぼほぼあの連盟元会長ネタでした。けっこう巧い。

 ふた組目のゲストは紺野ぶるま。下ネタ謎掛けで露出が増えた彼女のネタをちゃんと観るのはこれが初めてですが……思いのほかしっかりしたネタでした。“事故物件”をこういう切り口で見せるとは。

 3組目はチョコレートプラネット。近ごろはIKKOのモノマネでテレビ出演が増えてますが、もともとコントのクオリティには定評がある。感動のお手紙、という題材でしっかり笑いをさらってました。

 4組目はタイムマシーン3号。さすがにこの暑さはネタに絡めざるを得ないものの、ネタ自体はいつも通り。前に観たことがあるやり取りが多かったんですが、それでも笑える。

 いつものBOOMER&プリンプリンの“演芸”を挟んで、大トリの前に登場したのはブッチャーブラザーズ――あんまり聞いたことがないかも知れませんが、実は東京界隈の芸人はほとんどお世話になっているレベルの大ベテラン。私にとっては伊集院光の深夜ラジオで、草野球絡みの話にやたらと登場する人、という認識だったので、ネタを観るのが楽しみでした。ふたりとも見た目に貫禄がありすぎるんですが、ガツガツ笑いを取ろうとしないけれどしっかり締まったネタでした。

 そしていよいよ大トリ、爆笑問題です。登場の際、会場がいつもより活気づいていたのは、つい先日、太田さんについての不穏な記事が週刊誌に掲載されたから……このあいだのラジオ番組でも、2時間番組の半分以上を費やして、「根も葉もない話だ」と怒りをぶちまけてましたが、今日のネタも半分くらいこの話絡み。まあ芸人としては致し方のないところではある。内容的にそうとう憤っているようなのですが、ブツブツ言いつつもちゃんとネタに昇華するあたりがさすが。彼らは常にリアルタイムの時事ネタを盛り込んでくるのですが、そういう意味ではたぶん普段の半分も取採り上げられなかったので、消化不良でしょうけれど。

 舞台挨拶でも随所で週刊誌のネタをブチこみつつ終了。太田さんにとっては色々と不満がおありでしょうが、客としては正直、楽しかった。

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