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『グリーンマイル』

奇跡の力を持つ心優しい男はなぜ死刑囚になったのか――スティーブン・キング原作×フランク・ダラボン監督2度目のタッグで描く、暖かく悲しきファンタジー・ドラマ。
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鮎川哲也『人を呑む家 三番館全集第3巻』

著者が晩年にもっとも多く執筆した三番館シリーズをまとめた全集第3巻。今回は収録作の原型となる短篇も2篇収録。
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磯田道史『日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで』

幕末の志士たちの知られざる奮闘や、江戸の庶民の金銭感覚、災害との向き合い方などを古文書から多岐に読み解く歴史読本。読む側に深い知識がなくても楽しめます。
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『ミステリと言う勿れ』

博識でお喋り、しばしば事件に巻き込まれる大学生・久能整を広島で待ち受けていたのは、資産家の遺言公開を巡る事件だった――田村由美の漫画を元にしたテレビシリーズ、初の映画化。
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いや、ミステリじゃろが、れっきとした。

田村由美原作、菅田将暉主演の人気ドラマの劇場版、能弁な大学生・久能整が広島の資産家の遺産相続騒ぎに巻き込まれる『ミステリと言う勿れ』を鑑賞。単品でも通用する、趣向とひねりのあるミステリでした。
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鮎川哲也『マーキュリーの靴 三番館全集第2巻』

探偵の持ち込む難事件を三番館のバーテンが鮮やかに解き明かす短篇シリーズの全集第2巻。尺の長さが定まり、キャラクターが完成されたことで、シリーズとしても本格推理としても魅力が増した。
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背筋『近畿地方のある場所について』

ネットで発表され話題となった、ある地域にまつわる恐怖を巡るホラー。書籍にして効果が落ちるかも、と思ってましたが杞憂でした。
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アガサ・クリスティー/中村能三[訳]『ハロウィーン・パーティ』

クリスティ晩年のポアロ長篇、楽しいパーティの最後に起きた惨劇の背景を探る『ハロウィーン・パーティ』を読了。地味で、この時代ならではの偏見も窺えるが、クライマックスの意外なサスペンスと犯人像が印象的な佳作。
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倉阪鬼一郎『十三の黒い椅子』

ちょっと前に蔵書を整理しているときに発掘してきた。無数の企みで彩られた技巧の迷宮。ちょっと行き過ぎなくらいかも。
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カーター・ディクスン/白須清美[訳]『五つの箱の死 〈奇想天外の本棚9〉』

カーの問題作が新訳で復活。すんごい振り回されるけどちゃんと着地します。